現在大英博物館で行われている展覧会、グレイソンペリーの「The tomb of the unknown craftsman」(名もなき職人達の墓場)に行ってきました。
グレイソンペリーは陶芸作品が有名なアーティストですが、最近はドローイングや版画、彫刻、
タペストリーなど、様々な表現方法で作品を発表しており、2003年にはターナー賞を受賞しました。
今回の展覧会はアーティストとキューレター両方を担当しています。
大英博物館に数年間アトリエを設けて、彼の手で無名の職人達によって作られた
工芸品を選び、その選んだ工芸品とともに彼の作品が展示されています。
彼の複雑な生い立ちや戦争、社会問題、幼児虐待、メディアへの批判などを、グレイソン特有のユーモアを
含んだフィルターを通して作品に落としていますが、その落とされた先は伝統的な手法を使って
作られた工芸品達。
そのギャップがとても興味深いのです。
興味深いのは作品だけではありません。
グレイソン自身は公の場に出るときは「クレア」という女性として登場します。
女装することで受ける社会の目を、作品を通して表現しているのでしょうか。
ちなみに奥さんは著名な心理学者だとか。
奥さんの見解にもとても興味があります。
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