ロマが王座に返り咲くか、カンボソスが地元の声援を受けて再度大物喰いを果たすか。

 

わての予想では、ロマが終始ペースを握っての判定勝利だったけど、蓋を開けてみればハイテク劇場となった試合だったように思う。

 

序盤は、ロマがかなりカンボソスを警戒しての展開。

とはいっても、ロマチェンコの早いパンチがヒットする場面が見られた。

わてはカンボソスというボクサーはそれほど高く評価していなかったのだけど、ここまでロマを警戒させるというのは、なかなかのものだとちょっと観る眼が変わった。

 

それでも中盤を過ぎると、距離や攻撃を見切ったロマチェンコがペースを掌握。

年齢を重ね、全盛を過ぎた感もあるけど、やはりロマの足さばき、出入りはすごいなぁ、と実感。

そして、11RのKOシーン。きっかけとなったスリップ判定だったダウンだけど、ばっちりと左がカンボソスの顔面を捉えていた。

そして、再開直後のボディ。見事な詰めだった。

 

ライト級としては体格的にも小さいが、見事なまでの技術を見せつけたロマチェンコ。

ハイテクは、やはりハイテクだった。