ボクシングGWのトリ、東京ドーム世界戦4試合。
観るのにも気合が入り、珍しく採点しながら試合を観戦。
まずはユーリ阿久井vs桑原。
桑原もリベンジを期して、序盤から足を使いながらスピードに乗ったコンビを見せたけど、ユーリがしっかりとパンチをカバーながらプレスかけ続けた。
ユーリと言えば右強打、という印象だが今日は左が上手く機能していたように思う。重そうな左ジャブが幾度となく桑原を捉え、ボディも効果的だった。
終盤、苦しい展開ながら桑原も良く踏ん張ったが、前戦よりも差は明確にあったように思う。
わての採点では118-110でユーリだった。
続いて井上拓真vs石田。
1Rのダウンシーンには驚いたけど、2R以降、王者が切り替えて接近してからのアッパーが良かったかなぁ。距離が近付いた際の戦い方で井上の方が上手さを見せたと感じた。
スピードを活かして、入ればアッパー、離れての左の差し合いでも負けることもなかった。終盤、石田も必死に出たが井上のパンチの方が的確だったように思う。
わての採点は118-109で井上だった。
続いてモロニーvs武居。
この試合、自分の予想と全く異なる展開だった。
モロニーが武居の攻撃を潰して、押し込んでいくものかと思っていたが、武居を警戒したのか、それともサウスポーが苦手なのか、思っていた以上に手が出ず。単発ながら武居が中間距離から飛び込んでの強打で試合を作った印象。
最終R、モロニーも意地を見せたが、ちょっと遅かった。
わての採点は117-110で武居だった。
そしてメインの井上尚弥vsネリ。
結果からすると予想通りだったけど、やっぱりみんなが驚いた1Rのダウンシーン。まさかモンスターが倒れるとは思ってもみなかったけど、大会場でのビッグイベントでかなり気負いもあったのかな、と想像。入場時もいつになく殺気立った表情だったように思う。ダウンシーン直前の攻防も、珍しくちょっとラフだったように思う。
それなりにダメージもあったと思うが、落ち着いてカウントを聞きながら立ち上がり、追撃を許さなかった辺りはさすが。
次のラウンドにはダウンも奪い返し、徐々にネリのパンチを見切ってからはほぼ一方的な試合展開。5Rのダウンシーン、6RのKOシーンも圧巻だった。
序盤ヒヤッとさせられたが、そこから何事もなかったかのようにひっくり返すのはさすがモンスター。
次戦はサム・グッドマンでほぼ決まりか?次の試合の楽しみだ。
GWラスト3日間で9つの世界戦観戦。満喫したなぁ。