観戦日記を久々に。

連日何かしらの試合をちょこちょこ見ておるけど、久々に80年代の最高試合と言われるこの一戦。

ウェルター級王者同士の対戦、シュガー・レイ・レナードvsトーマス・ハーンズ。

この時確かレナードは25歳でデュランに喫した1敗のみ、ハーンズは22歳で全勝。

この歳でこういったマッチアップはなかなか無い。

 

とにかく両者スピードがある。特に序盤のハーンズの瞬間瞬間のスピードが圧巻。

パンチではハーンズの方が上回るが、レナードの足さばきと回避能力もスゴイ。

 

この「名作」に今更試合展開云々は語る必要はないと思うけど・・・

前半はハーンズのスピードにのった迫力ある攻撃が目立つ展開から、中盤のレナードの反撃、

そして粘ったハーンズが持ち直し、レナードが珍しく目を腫らせる、といった流れ。

13Rのレナードの猛攻、14Rの右スイングからの詰め。最後の2Rのレナードの攻撃ぶりは本当に凄かった。

当時の世界戦が15Rだったことも、劇的なフィナーレを演出したのかな、と今では思う。

 

1981年に行われたこの一戦から40年以上経つ。

本当に心沸き立つような対戦はいくつもあったけど、内容がここまでの試合は無いのではないか、そう思う。

 

8年後、S・ミドルに舞台を移しての再戦では、ハーンズが2度ダウンを奪いながらの、ドロー。

リベンジに燃えるハーンズの気迫、ここ一番で見せ場を作ったレナード。これはこれで面白い試合だった。

 

ちょっと前にハーンズが行方不明だというニュースを観たけど・・・大丈夫かな。。。

この週末、注目していた試合、ニック・ボールvsブランドン・フィゲロア。

小柄ながらがっしり体型の王者ボール。かねてから、モンスターにラブコールを送っており、

もし井上が階級を上げた場合、対戦相手候補の一人であった。

対するは、ゴリゴリに押し込むスイッチヒッターのフィゲロア。フルトンとの再戦で完敗し、評価は下げていた印象。

何となくボールが押し切るかな、と思っていたが試合はだいぶ競った模様。

最終ラウンドにフィゲロアが左フックをジャストミートし、劇的なTKO勝ちで戴冠となった。

強豪ひしめく階級での政権交代。今後のフェザー戦線は面白そうだ。

 

前日、国内ではアジアパシフィックのタイトル戦で、全勝王者の村田が挑戦者サンティシマに初黒星を喫した。

世界へ打って出ようとしていた村田にとっては痛すぎる敗戦となった。

 

ボクシングに限った話しじゃないけれど。

勝ち続けることってホント難しいな、と思った週末。

リヤドとABEMAの連続観戦。

拳四朗の試合が流れたのは何とも残念だったけど・・・

 

まずは矢吹vsアルバラード。

なかなかの難敵を迎えての防衛戦となったが、結果として矢吹の戦いぶりが光った一戦だったと思う。

矢吹もいいパンチをヒットしていたが、決定打を許さずしつこく食い下がるベテランを、終盤に仕留め切るのはさすがだった。

矢吹自身はディフェンスもしっかりとしていたため、危ない場面もなくきっちりと勝ち切ったのは大きい。

フライ級だとやはりオラスクアガとの対戦が見てみたい。

 

続いては、中谷vsヘルナンデス。

前半を見る限りは中谷の完勝になるかと思ったが、中盤以降ヘルナンデスの突進が中谷を押し込んだ形となった。

ボクシングスキルは中谷が上回っていたと思うが、中盤以降に突進するスタミナとフィジカル、パワーを感じさせたヘルナンデス。僅差で星を落としたが、今後Sバンタムの世界戦線には間違いなく絡んでくるであろう好ファイターだった。

厳しいSバンタムデビューとなった中谷だけど、この苦戦は今後に活きてくると思う。

それにしても118-110で中谷、という採点はありえんな、と思った。わては114-114のドローか、115-113で中谷、という印象だった。

 

本日メインの井上vsピカソ。

中盤までに倒すかと思っていたけど、やはりピカソが生き残り作戦(?)だったように感じた。

やはり世界クラスのボクサーがディフェンシブに立ち回ると、倒しきるのはかなり難しい。それと亀田戦を見たイメージを持っていたので、今回ピカソが思った以上に踏ん張った印象もあった。

それと井上も今回はイージーな相手と目されていた部分もあり、モチベーションもそこまで高くなかったのかな、と思った。

判定で完勝したモンスターだけど、やはり倒せなかったことには反省の弁。難敵相手でも倒すことを期待されてしまうのは、仕方がないが・・・

ちなみにわては119-109で井上だった。

 

中谷の苦闘もあったが、これで来年のメガファイトへの準備は整ったか。

今回の試合を観る限り、パワーアップを図ってきた中谷だけど、まだまだSバンタムにはフィットしていない感もある。

しかし、今後井上がフェザーを狙っていることも考えると、来年が両者の激突のタイミングなのかな、とも思う。

観たいけど、観たくないようなそんな日本人ボクサー頂上決戦。どうなるか、注目。

 

それにしても・・・この日の中谷の苦戦を見ると、Sバンタム転級初戦でフルトンを倒したモンスターってやっぱり凄い、というのを再認識した日にもなった。

階級を上げるって、それくらい大変なことなんだよな。