少し前、友だちがこんなことを言ってきた。
   「地元に戻って、小さな軽食屋をやろうと思ってるんだ。」すごくシンプルで、出すのは揚げ物だけ。鶏の唐揚げと、揚げ豆腐はてなマークびっくりマーク
   彼の口調は落ち着いていたけれど、ちゃんと考え抜いた上での話だということは伝わってきた。
正直、最初に思ったのは「いいじゃん」という気持ちだった。社交辞令の「いいね」じゃなくて、本当に合っていると思った無気力
   彼は昔から、こういうものをよく見ている人だった。一緒に食事をしていても、揚げ物が出てくると自然と目がいく。
火を入れすぎていないか、衣が厚すぎないか——そういう細かいところを、無意識にチェックしている。
   その日、僕たちは道端の小さな店に座っていた。食事の途中、彼がふと聞いてきた。
「このアイデア、どう思う? 何か意見ある?」少し考えて、すぐには答えなかった。起業の話って、正論を並べてもあまり意味がないことが多い。
   しばらくしてから、こう言った。
「新しい店なら、第一印象はやっぱり大事だよ。
ちゃんとした起業用ロゴがあったほうがいいと思う。」
  ロゴは、まだ何も始まっていない段階でも、
「この店をやる」という気持ちを具体的な形にしてくれるものだ。
   彼は一瞬きょとんとして、それから笑った。ww
   ロゴのことは自分でも考えていたけど、どこから手をつければいいのかわからなかったらしい。
   「デザイナーに頼むには、まだ早い気がするし。かといって、自分で作ると何か足りない感じがする。」
   この感覚、僕にはよくわかる。多くのことは、アイデアがないんじゃなくて、
   「始める前」のところで止まってしまうだけなんだ。
   家に戻ってから、TheLogoCreatorを開いた。別に大げさなつもりはなくて、ただ方向性を見てみたかっただけ。
店名を入力してもらう。画面が読み込まれている間、彼はスマホを片手に、「まあ、ちょっと見るだけ」という顔で横に立っていた。
   すぐに、いくつかのロゴ案が画面に並んだ。彼は少しずつ近づいてきて、最初は立ったまま見ていたのに、いつの間にか椅子に座っていた。自分でも何パターンか生成して、「この辺は参考になりそうだな」と、冗談交じりに笑っていた。でも、僕にはわかった。彼の中にあった曖昧なイメージが、少しずつ形になり始めている。
   起業用ロゴを考えるとき、最初から完成形を求めるよりも、まずはイメージの輪郭をつかむための道具として使うほうが、現実的だと感じましたオエー
   そのあと、外で食事をした。テーブルは少し油っぽく、彼は食べながら言った。「もし本当に店をやるなら、鶏肉はもう少し大きめに切るかな。豆腐は、ちゃんとした固めのやつを使いたい。」僕はほとんど口を挟まず、ただ聞いていた。その時間が、なんだか不思議だった昇天
   それは「起業について話している」という感じではなく、本当に起こりうる未来の話をしている感覚だった。
   起業用ロゴは、すべてを決めるものじゃない。ただ、ブランドを作る最初の一歩を、少しだけ軽くしてくれる。何度も迷わなくていいし、最初から完璧じゃなくてもいい。まずは輪郭を作って、そこから少しずつ整えていけばいい。食事を終えて外に出ると、空はもう少し暗くなっていた。
   彼は言った。「地元に戻ることは、もう少し考えるよ。」でも、少なくとも今は、ただ“考えているだけ”ではなくなっていた。
   物事の始まりって、たいていこんなものだと思う。大きな決断じゃなくて、ひとつの名前、ひとつの起業用ロゴ、そして、ごく普通の一回の食事。起業用ロゴは、すべてを決めるものではない。ただ、起業を「考えているだけの段階」から、「一歩踏み出す段階」へ進めるきっかけにはなるニコニコ