こんにちは
連休最終日です。
3連勤をはさんで合計7日間の休みでしたが、出かけた2日間以外は家事に追われてました
草(と低木とか謎の蔓植物)刈り、お布団干し・洗濯たくさん・掃除に片付け、服の整理。
1日3回のおさんどん。
やってもやっても終わらないーーーーーー
年末もそうだけど、GWにゆっくり過ごすには普段から計画的に家事を片付けておかなければいけないことがよくわかりました・・・
娘と旦那は1日好きに過ごしてるので、私は今日はやさぐれ気味。
夜は寿司を買ってきてもらうことにしておさんどんをブッチしました
そんなわけで、やっとブログを書けます!
(夜は眠くて文章を書けないの💤)
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4月29日は、岡本誠司さんのN響ソリストデビュー戦
N響オーチャード定期を聴きに渋谷まで行ってまいりました。
指揮のエッシェンバッハさんとは、昨年5月にベルリンコンツェルトハウスでブラームス の協奏曲で共演されてましたね。
シューマンの協奏曲は、2年前の秋に師匠のアンティエ・ヴァイトハース さんの演奏をお聴きしました。
(岡本さんのモツ5→師匠のシューマンのはしごをしたのだっけ)
弟子の岡本さんはどんな演奏をされるのだろう?
ブラームスとシューマン縛りのリサイタルを企画されるくらいだから、ブラームスと同じくらい思い入れの深い曲ではないかと思っていました。
ワクワク楽しみに、推し友様たちと一緒にオーチャードホールへ。
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開演40分前には岡本さんのプレトークがありました。
ナビゲーターに呼ばれて舞台に現れた岡本さんの衣装に注目👀
フロックコートかしら。長めのジャケットの裾をひるがえして歩かれるお姿が素敵😍
今日のトークのために新調された衣装のだそう。
肝心のトークは、音響の具合がよろしくないのか音が響きすぎてよく聞こえず😭
頑張って聞き取れたのは
・今回の選曲(シューマン)は岡本さんのリクエストが通った形
・前に弾いたのは仙台国際コンクールの課題曲として
チャレンジングな曲なので発表時に阿鼻叫喚図だったそう(笑)
・シューマンの協奏曲がなぜ長年演奏されなかったのかのお話
この曲を書いてる途中でライン川に投身自殺未遂し、助けられたのちに完成した曲。
楽譜を出版しなかったため推敲がなされず、演奏不可能な箇所があったりした。
また、幻覚の中で聴いたフレーズを「天使から授かった主題」として作曲したピアノ曲「天使の主題による変奏曲」に酷使した箇所が2楽章にあるため、シューマンの狂気が見え隠れしてると思われたのか。
夫に傷がつかないよう、妻のクララによって厳重に演奏を禁じられたのだという。
・見えてはいけないものが見えてしまうような危うげな美しさが魅力の曲
シューマンの幻想曲もそんな曲でしたね。お好きなのかな?
彼岸を垣間見るような美しさ、私も大好きです!
シューマン ヴァイオリン協奏曲
演奏時にはいつものスーツに黒シャツで岡本さんが登場。
1楽章は胸をかきむしるような苦悩がうずまく楽曲。
暗くて重くて悲劇的なTuttiの中に現れたソロは闇の中にさす光・・ではなく、いっそうに熾烈な苦しい感情。
岡本さんの演奏は、師匠の演奏でお聴きした時よりもさらに感情の振り幅が大きくて、揺らぐ心情がそのまま音になってかのよう。
絶望的なのに一縷の救いがあるのは、彼の音色に体温を感じるから。
楽章の最後に長調に転調しても、煮え切らなくて解放感は感じられない不思議な曲でした。
この曲はそういう重さからは逃れられないんだろうなぁ。
2楽章は一転して幸せそうな曲調。
ヴァイオリンとチェロの艶やかな絡みが夢のような美しさ。
でもこれは、逃避した夢の中の幸せなんだと思いました。
(どうしても比べて聴いてしまって申し訳ないですが🙏)
師匠の演奏の時は、まばゆい白い光を帯びているようで神々しさを感じました。
岡本さんが放つ光は、黄色〜オレンジ色の暖色。
現の世界の光ではないけど、すごく暖かかった🥺
どうかこの幸せが続いてくれますように・・・と願うも、夢の中から現へ引き戻されてしまう。
3楽章は一見活気があって、岡本さん曰く「大団円に見える」曲。
でも、栄光の二長調なのにスカッとはしないのよね。
まだ、この曲を書き終えたいというくらいにはシューマンの生への渇望を感じるよう。
それとも、最後に命の火花を燃やし切ってる最中なのか?
明るい中に少しの陰りと諦観を感じされる、そんな音楽でした。
最後まで聴くのにも気力体力がいりそうなヘビーな曲ですが、最後までしんどくなることもなく、終始惹きつけられた演奏でした!
はぁーーーー💓💓💓
すごくよかったぁぁぁぁ👏👏👏👏👏👏👏
アンコールは、聴いたことがない無伴奏曲。
危うげで儚げな曲調だけど、1曲目は美しい歌のよう。
2曲目は厳かなコラール。
多分、シューマンの楽曲かな。
岡本さんの今までの傾向からも予想しました。
シューマンが生前、自身の死後のために書いた鎮魂歌ではないか、と思わされるような魂の救いの曲に聴こえました。
アンコールで涙がにじむなんて、初めての経験だわ・・・🥺🥺🥺
エッシェンバッハさんは舞台裏に引っ込まずに、壁にもたれかかって目を閉じて聴いておられたそうです(私のところからは見えなかった)。
アンコール曲の私の予想はビンゴ!
どちらも、協奏曲の2楽章中の「天使の主題」が用いられた曲ですね。
岡本さんの編曲版。
アンコールまで推し様が凝りまくるところ、大好きだわ・・・💘✨
ブラームス 交響曲第2番
何度聴いても曲の全容を把握しきれないのですが、好きな曲だったはず!
シューマンの重めの曲の後、情報量の多いwブラームスの交響曲ってお腹いっぱいすぎて胃もたれしないかしら?との心配もよそに、心地よいそよ風のような爽やかな光景が広がって見えました。
ぐいぐい前へ牽引するポジティブなテンポ感がとても気持ちいい!
曲から見える、青空と牧歌的な風景。
私は知らなかったのですが、この曲はブラームス の「田園交響曲」とも言われてるのですね。
またまたチェロの音色に惹きこまれていきます・・・
チェロのピチカートって、こんなにまろやかで暖かかったんだ。
ヴァイオリンのペンペンした音色(N響が、という意味でなくヴァイオリンという楽器の話)はチェロにかなわないなぁと思わされるほど。
アンコールのハンガリー舞曲第8番も、粘っこさは感じられずどんどん前へ進んでいく感じで新鮮✨
昨年の定演でやったときに指揮者からお聞きした話「ロマの女性のしたたかな茶番」の風景も、コミカルに感じられる演奏でした。
内容が多いのに最後はさっぱり・スッキリ!
こういうのもいいね😆
80代の御歳で、決して大きくはない動きでこんな快活な音楽を導き出されるエッシェンバッハさんにブラヴォー👏👏👏👏👏
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終演後は推し友さんが保護者となってくださり、工事中の渋谷駅(ずっとやってる!ザグラダファミリア教会みたいにw)の迷宮も迷わず通過。
夜7時からのレッスンへ向かいます。
レッスン記録は次の記事で!