南紀をポタリング その4 完結編です。
古座川の一枚岩を見学した後は、来た道を戻り県道38から県道43にて北上。 小川沿いを走るのんびりとした里山の道。 こんな道は大好物です! 時折、道と畑などとの境に古びた石垣を見ることがあった。 もしかしてここは熊野古道なのか?
道の駅 瀧之拝太郎に到着したのは正午頃。 「道の駅でお昼ご飯だ。」 と考えていましたが、この道の駅・・・・・・ トイレと駐車場だけです。 自分がイメージとして持っていた「道の駅」はここにはありませんでした。 補給食を持っていてよかった。
トイレ休憩を済ませてすぐ近くにある「滝の拝」へ向かう。 ガードレールにバイクを預けて、河原に降りてみた。 なんだ? この川は? 滝なのか? 頭の中がはてなマークでいっぱいです。
川の水が全て岩の上を流れていて滝のように落ちるところがあり、周りには削られたであろう不思議な形をした石や岩が無数にある。 川の中に小さな渓谷がある、そんなイメージでしょうか。
滝の拝を通過して川沿いを北上し続けます。 熊野の山中を下る川の流れはあまりに複雑で、普段大きな河川を見ることが多い自分には、本当に新鮮です。 進むにつれ、道は少し細くなり荒れてきたけれど、ロードバイクで進むには楽しい道です。
道中何箇所か吊り橋があり、その度に記念撮影を決行。 寄り道ばかりでなかなか先に進めません。 その上、自分が少し大きめの石にリアタイヤを乗り上げてパンクをしてしまう始末。 タイヤブートとチューブ交換でなんとか乗り切るもタイムロスは大きくなり、今後の予定を変更することになりました。
このポタリングの目的の一つに「那智本宮大社を参拝する」というものがありました。 が、帰路の列車の時間を考えるとパスするしかありませんでした。 県道45や県道235で南下して、太地から42号で北上。 17時少し前に紀伊勝浦駅へ到着し、17:11発の南紀8号に飛び乗ることに成功。 一泊二日の南紀ポタリング、無事に終了となりました。
和歌山県は「サイクリング王国」を目指していて、「WAKAYAMA800」と名付けられたサイクリングルートを発表している。 その中のひとつに「ジオサイトループ」という串本起点のルートを発見。 今回自分たちが走ったルートによく似ていたのでリンクを貼ってみました。