東京五輪2020のロゴマークパクリ疑惑

東京五輪2020のロゴマークパクリ疑惑から
自分のデザイナースタンスを明確にさせることが
大切に思うようになりました。
私は、ロゴデザインを作る前に「言葉を作る!」
「コンセプトを言語化する!」という手法を
ず~とやり続けております。
そうすることが、唯一無二のデザインに
たどり着く最善の方法だと思っております。
なので、他のデザイナーでは聞かないような
理念や使命、世界観といった面倒なヒアリングに
とくに時間をかけるようにしています。
『新約聖書』にも記載されている
「はじめに言葉があった。」という説を
私も信じてやり続けてきております。
なので、とても時間が掛かるし、本当にコアな
理念にたどりつけるまでには、相当な苦悩が
あります。
しかし、現代の情報化社会において、ネットで
検索すれば、世界中の様々なロゴデザインが
手に入る時代において、こんな感じのデザインと
見せてしまえば、究極に時間短縮できてしまいます。
だから、格安でもロゴデザインができる時代に
なってきたのだと思います。
情報化社会において、ネットや世の中の情報を
利用せずに、デザインをすることはとても困難な
ことですが、会社の顔となるロゴマークだけは、
情報の中からではなく、本人(経営者)の心の中から
つむぎ出していく。
とても面倒な方法ですが、キチンとした答えが
見つかるまで、この方法をやり続けていこうと
誓いました。
私の名前が根本であるように、
会社の根本(根っこの思い)をデザインをする。
表に見えない根深い思いまでをデザインする。
このスタンスだけは、こだわり続けていこう。
それが自分の使命だと改めて悟りました。
現代とは逆行しているかもしれないですが、
ロゴデザインの世界では、ネットや情報のない
昔のアナログな手法に戻るように思います。