本物の覚悟が伝わるカーブドッチのロゴマーク

昨日のカンブリア宮殿に出ていた新潟のワイナリー
「カーブドッチ」 落希一郎さん
ワインの販売は卸売りやネット販売などがメインと
思っていましたが、ここでは95%がその場での直接販売
だそうです。 ワインは究極の地産地消の商品であり、
移動をさせると味が変わるそうです。ですからその場で
その空気とその土地で飲むのが一番美味しいそうです。
その為にレストランなどをたくさんつくり東京の人達を
わざわざ新潟まで呼び込む事に成功しているそうです。
と一般の人達と同じような解説をしてもしょうがないので、
私の専門分野のロゴマークのお話をさせてもらいます。

さすがブランドができているだけありロゴマークも
ぬかりないです。 このような建物系のロゴマークは
ヨーロッパではよく見かけます。ヘタにアイデアを
考えるのではなく、自分達の使っている建物自体が
特徴たっぷりであればそれがそのままロゴマークにも
使えるのです。 たぶんそういう事を想定して建物の
デザインも考えたのではないでしょうか?


もちろんメインのワインラベルにも入っていますし、
そこで売られているアイスクリームにもきちんと入って
います。
ところで気になるカーブドッチというネーミングですが、
カーブはフランス語で貯蔵庫や倉庫を意味し、
ドは英語でいうOF、そしてオッチは社長である
落さんのオッチからつまり「落のワイン蔵」という
意味だそうです。
もうこの人のセンス凄すぎです。
私はこの人の経営から小さな会社が生き残っていく
豊かさとセンスをたくさん学ばせて頂きました。
業種は違えど、地方の小さな会社が使える経営戦略が
まだまだこのカーブドッチには隠されていると思います。
本物のブランドを作っていく覚悟が最初からケタ違いに
ある人なんだと私は思いました。
大量生産や拡大志向ではなく、豊かさやセンスを満たして
いく経営がもう目の前まで来ていると実感して
嬉しくたまりませんでした。