エローラ石窟群でグッタリ堪能して、もうホテルに戻って休みたい気持ちが半分あったけれど、もう2度と来ないであろう場所なので、お次の目的地ダウラターバード要塞へ。
ダウラターバードは、アウランガーバードとエローラの途中にある要塞跡で、帰り道なのでエローラ観光と組み合わせる人も多いみたいです。
カメラとスマホの充電がどちらもヤバくて、写真もむやみに撮れずかなり省エネモードで行きます。
ダウラターバード要塞は、12世紀頃に岩山に築かれた要塞で、遠くからでも目立つ立派な遺跡。
入口。石造りの頑丈な城壁に囲まれています。
奥に見える岩山がダウラターバードで、手前にある塔は15世紀に戦勝記念で建てられたのだとか。600年前に建てられたとは思えないキレイな状態なので、修復されたものなのかしら・・・
滑りやすい石の階段を登って行くと、疲れた頃に見晴らしの良い空間に何度か出ます。遠くに見えるのは多分エローラ石窟のあった高原かなー。不思議な地形。
入口方面。道路は埃っぽいけど、上から見るとかなり緑豊かな大地。
お猿さんがたくさん。のどかな雰囲気。
小さな建物があって遠目に見てると、ここを管理しているお婆ちゃん?が手招きして、中へどうぞと。
中はポップなガネーシャを祀った祠でした。お賽銭を入れてお祈りすると赤い塗料で眉間にビンディを施してくれました。
さらに、小箱から砂糖を一掴み渡され口に・・・。
そしてカメの中から水を汲んで渡してくれたのだけど、、、、流石にちょっと怯む。水は持ってるから大丈夫と断るものの、いいから飲みなさいと言わんばかりにすすめてくるので、仕方なく一口。
すると、全部飲みなさいと・・・。
お腹壊すかもーーって心配だったけど、結局大丈夫でした。お婆ちゃん疑ってごめんよーー。
さらに上に登って行くと頂上付近に見晴台のような建物。
この建物の中は入れるようになっていて、中に入って見ると、、、
上階には中庭がありました。
そして奥に行くと、
テラスがあり、とっても素敵な眺め。
疲れた体にそよ風が心地よかったです。
ここが頂上だと思っていたら、さらに上にも道が。ここまで来たらあと少し、頂上まで行ってみよう!
頂上の一角には大砲が残っていました。
この大砲前に石造りの壊れかけた建物があって、細い階段を上って屋上へ。
屋上からの景色も最高。この景色、なんか好きだな。
そして、よくわかんないけど天下取ったような気分。
ゆっくり眺めていたかったけど、時間には限りがございます!
登り始めて1時間も経っている・・・下りも30分くらいかかりそうだし、今日はもう一ヶ所行く予定だから、名残惜しいけど、先を急ぎます。
駐車場でドライバーを見つけたら、
本日最後の目的地ビービー・カ・マクバラー
ムガル帝国6代皇帝アウラングゼーブ帝の妻ディルラース・バーヌー・ベーグム妃を偲んで息子のアザム・シャー息子が建設。
建物は、第5代皇帝が建てたアーグラのタージ・マハルに似せて建てたもので、地元ではミニ・タージの愛称で呼ばれています。
ただ本物のタージとは違って、大理石が使われているのは墓標の周りとドーム部分だけで、あとは石材の上に漆喰を塗って白く見せているのだとか。そのため貧乏人のタージという不名誉な呼称もあったりするよう。
本物のタージを見たことがないので、
なんとも言えませんが・・・
イスラムらしい繊細な彫刻はステキ。
靴を脱いで内部に入ると、かなりシンプル。
中央の棺を見下ろすようにぐるりと通路があります。
みんな真ん中の棺のくぼみをめがけてお金を投げ入れるので、
なんだかスゴイことに・・・
外に出るとちょうど西の空に夕日が沈んでいく姿が見えました。
見どころ自体それほどなかったのと、時間が遅かったので30分くらいしか滞在しなかったけど、ビービー・カ・マクバラーを囲うように庭園が広がっていて、地元の人たちの憩いの場になってるみたいでした。
翌日は、早朝のフライトなので、早めに寝ようと思って、ホテルに帰って夕食を食べていると急に音楽が流れ始めた。最初レストランの BGM(にしては騒がしい)と思っていたら、部屋に戻っても鳴り止まず、窓の外を見てみると、ホテルの外はインド人だらけ。週末だからか結婚式でもあったのか何事!?
結局、謎のインド風クラブミュージックはその後も流れ続け、
パーティーは深夜まで繰り広げられてました・・・
最後まで侮れないインド・・・
何はともあれ、予定通り観光もできて大満足な初インドでした。
インドもっとじっくり回ってみたいけど、また来るかなー。
どうかなー。