こんにちは!

インターネット予備校SL代表で
「9割受かる勉強法」著者の松原一樹です。

今日の動画は「1秒でやる気が上がる大学受験の勉強法 奥義No4【心理特性】「慎重性」と「行動力」が学習効果を決める」です。

<動画>



動画が見れない人、または動画内容をサクッと復習したい方は
下記の<レジュメ>をご覧ください。動画と同じ内容を記述しています。


<レジュメ>

●「心理特性」を学習効果に生かす

私が指導する受験生のなかには、「目をかけなくても自発的に勉強を進める受験生」がいる一方で、「キメ細かく指導しなければ勉強しない受験生」がいます。

学力レベルは高いのに「自信を持てない受験生」がいたかと思えば、基礎レベルの勉強しかしていないのに、すでに合格したつもりの「自信過剰の受験生」もいます。
このように、受験生の「心理特性」は、人によってさまざまです。

私は、たくさんの受験生と接するなかで、

「心理特性」によって、「勉強の進み具合」や「理解の深さ」が変わることに気がつきました。
ここでいう「心理特性」とは、簡単にいえば「その人の後天的な性格や気質」のこと。「性格や気質」はとても多様ですが、次の2つの「心理特性」が大きく学習効果に影響を及ぼしていると考えています(他の特性も絡んでいますが、ここでは割愛します)。

慎重性(注意深さ、疑り深さ)
行動力(やる気の高さ 外向性)

では、それぞれの「心理特性」について見ていきましょう。
あなたは、「慎重な人」ですか? 「行動力のある人」ですか?

この観点は、国公立大学・名門私大に合格するうえで外せないものです。予備校では教えないこの”心理特性”による学習効果を一緒に学んでいきましょう!

慎重性が高すぎると、勉強ははかどらない
慎重性が低すぎると、理解がおよばない
慎重すぎる人は、「なんとなく理解した」ところで次に進む
「慎重性が高い人」は、物事を鵜呑みにしない性格。「理解」を重視するため、伸びる要素が高い。「高い分析力」も持っています。

ただし、「慎重性」が高すぎると、考える時間が長くなり、なかなか先に進みません。ですから、「慎重性が高すぎる人」は、あまり深く考えず、どんどん進んだほうがいいと思います。

たとえば、国公立大学志願者・私立大学志願者どちらにおいても配点の比重の大きい英語 、その基礎となる参考書『くもんの中学英文法』(くもん出版)の学習時間は、「40時間」が目安です。英文法の基礎力が足りない人でも、「40時間」あれば、たいがい1冊やり終えることができます。

ところが受験生のU君は違いました。『くもんの中学英文法』に「100時間かけた」というのです。U君は、慎重性が高すぎた。つまり、「物事を慎重に考えすぎる」、「理解する比重が高すぎる」ため、次に移るタイミングを見失っていたのです。

また、「英単語」の勉強に関しては「一単語一義(ひとつの単語にひとつの意味だけを覚える)」でもいいのに、「ひとつの単語に関して、すべての意味を知らないと心配になる」ため、調べなくていいところまで調べてしまう。だから先に進まない……。

予備校に通っている時代から、この繰り返しを行っていたそうです。

そこで私は、「なんとなく理解できたかな」と思ったら次に進むようにアドバイスしました。「慎重性」が高い人は、そもそも「分析力」が高いので、「なんとなく程度」でも十分に「理解」できているものだからです。