読者の皆さんは、『常識』についてどう思っていますか?

ひょっとしたら、

『本当は存在しない、人間が勝手につくりあげた”幻”』

なのかもしれません。

(三田紀房)

予備校塾の関係者がこういうのもなんですが・・・

「〇〇大学に入れば将来なんとかなる♪」

「△△大学に入れば一流企業に入れる!目指せ年収1000万!」

「医師か薬剤師になれれば大変な思いをしなくて済む^^」



そんな『常識』に甘えて難関大学を目指している受験生を見かけます。

しかし、もっと残念なことがあります。

それは保護者を含めた周りの大人たちが、

「医者か薬剤師になれれば食いっぱぐれないぞ!」

「弁護士や公認会計士もいいな!」

「一流企業に入るために〇〇大学に入らないとな!」


受験生に対して、未だにそんな声をかけているということ。

もう既に消えつつある『常識(というより幻)』にしがみついていることです。

それで渡っていけたのは一昔前までの話。

私の知り合いの弁護士さんのところには、

「仕事がないのでバイトでもいいからお宅で雇ってもらえませんか?」

30~50代の弁護士の方が月に何人か職業相談に来るそうです。

以前お話した医療現場の最前線で働いている医師はこう言います。

「この仕事は特にだけど、(仕事と報酬のバランスが)割に合わない仕事だから本当に情熱と使命感を持っている人じゃないとやっていけない」

そして近い将来、『終身雇用制度』という『常識』はなくなるだろうと言われています。(ここ1~2年で日産やJAL、日本IBM、ソニー、パナソニック、シャープ等一流企業が軒並み大量リストラを敢行していますね)

さらに、士業(弁護士や公認会計士、社労士など)の世界では、難関国家試験を突破した方の半分以上が食べていけていないという事実は有名な話です。

決して皆さんを脅しているわけではありません。

これまで通用した『常識』が消えかかっている今日、皆さんは大学に”どんな価値”を求めますか?


文責:田中

~~~編集後記~~~
今年は桜の開花が例年より早いですが、まだまだ暖かくなったり寒くなったり気温の差が激しいですね((>д<))

「春は大体そんなもんだ!」と言われてしまえばそれまでなのですが(^_^;)

気温の差が日によってここまで違うと体調を崩しやすくなるものです。

常に温度の調整できるように、外出するときは暖かくても上着を一枚持っておくことをおススメします!(^^*
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