皆さん、こんにちは!

それでは『参考書を進めるのが遅くなる要因』の1つ目

①自分の学力より高いレベルの参考書を取り組んでいる。

についてお伝えしていきます。

これが原因になっている受験生の多くは、
なかなか参考書を前に進めることができず、
途中で挫折してしまします。

そのとき、多くの受験生はこのように思うでしょう。

「内容を理解するのに苦戦してるんだから私には無理だ。。

ちょ、ちょっと待ってください!

その前に

「なぜ内容を理解できなかったのか?」

この問かけを自分に投げかけてほしいのです。

内容が理解できなかったということは、
つまりどういうことなのだろうか?

答えは明白です。

それは、今取り組んでいる参考書があなたの学力に合っていないということなのです。

例えば、あなたが、
・レベル1(中学校あるいは小学校レベル)の参考書は70%理解できる。
・レベル2の参考書(高校基礎レベル)は50%理解できる。
・レベル3(受験レベル)の参考書は何とか30%までなら理解できる。


と仮定します。

このとき、あなたならどの参考書から始めますか?

おさらく、多くの受験生は「レベル2から・・」と答えるでしょう。

しかし、それを選択をした時点でまんまと落とし穴にはまっているのです。

この場合、答えは『レベル1から始める』が正しいのです。

なぜなら、この場合だと”レベル2の参考書”を100%理解するには、
”レベル1の参考書”が100%理解できていることが前提だからです。

もし、”レベル1の参考書”の抜け漏れがあるまま先へ進み、
”レベル2の参考書”をどんなに頑張って取り組んだとしても、
70~80%程度しか理解できなくなります。

”レベル2の参考書”を中途半端に理解した状態で、
強引に”レベル3の参考書”へそのまま進むことになると、
”レベル3の参考書”は50%程度しか理解できなくなります。

重要なポイントは、
あなたがこれから取り組もうとする参考書を100%理解するには、その1段階前のレベルにある参考書を100%理解できていなければならないということです。

当然、これには個人差があります。

高校1年生の教科書レベルからスタートする受験生もいれば、
ばっちり高校レベルの基礎は固まっている受験生もいます。

中学レベルからスタートしなければならない受験生も多いです。

中には、そもそもの基本的な文章の読み方やルールを学ぶために、
小学校レベルの国語からやり直さなければならない受験生もいます。

ですから、これから本格的に受験勉強を始める人は、
参考書や単語集をザッと開いてみて70%程度分かるものを選んでください。

これは、ただ単に効率の良い学習をするだけでなく、
受験勉強の習慣を効率良く身に付けていく意味でも大切です。

難しい参考書に頭を悩ませて挫折するよりも、
できる参考書をやったほうが精神的に負担が軽くて済みますよね。

70%程度分かる参考書から取り組むメリットは、
・結果的に効率の良い学習を実現できる
・学習習慣を身につけやすい


主にこの2つです。

最高の新年度スタートを切れるように頑張っていきましょう^^

次回は『正しい勉強法を知るための指南書』をいくつか紹介していきます。

それでは。