んにちは。未来研究所の大塚です。

今回お話するのは【時間管理の3ステップ】の第4回、【時間を買う】についてお話ししていきます。

特に、常日頃から「時間ない・・」と嘆いている方に読んでほしいと思います。

さて、いきなり”時間を買う”と言われても、あまりピンとこない方が多いのではないでしょうか。

時間だけは誰でも平等で24時間しかない。

買うことも売ることもできない。

そう思っている方が多いと思います。

たしかに、時間は増えることも減ることもありません。

どんなにお金持ちであっても、どんなに貧乏であっても、誰に対しても必ず24時間与えられています。

しかし、時間を取引するという考え方があれば時間を買うことができます。

時間を取引するというのは一体どういうことなのでしょうか。

例えば
当番制で週に3日は家事の手伝いをしなければならない受験生がいるとします。

家事全て担当するとなると、1日で2~3時間くらい時間を取られてしまいます。

しかも、週に4日は受験費用を稼ぐためにバイトをしているので、家で勉強する時間をほとんど確保することができません。

では、どうすればよいのか。

時間を取引すればよいのです。

受験費用の内訳を見ると、受験料と交通費、(場合によって滞在費)があります。

バイトは十分な受験料と交通費がある程度貯まったら辞めることも可能です。

入学金と学費は合格後に奨学金を申請すればいいですし、大学に入った後でも学業成績が優秀であれば、大学側が学費を免除してくれるところもあります。

また、学生になれば親元を離れてバイトもできるようになります。

もしくはトップ数%の成績で大学に合格して、学費免除にしてもらう方法もあります。

実際に、当予備校の学生講師にもトップ成績で大学に合格し、大学から奨学金を貰っている方が2名在籍しています。


ここで残る問題は家事だけになりましたね。

この家事についても、受験までの期間は家族に引き受けてもらうのがよいでしょう。

ここからは取引です。

「○月○日に試験が終わるから、その後なら毎日私が家事をやるからお願い!」

とするのもいいでしょうし、

「高校卒業したら親元を離れて独り立ちするから!」

でもいいでしょう。

状況によっても変わってくるので、相手に何を提案したらOKを出してもらえるかよく考えてみてください。

時間の取引というのは、自分が時間をかけて行っている作業を他の人にお願いすることで空白の時間をつくるということです。

置かれている環境は人それぞれで、恵まれているところもそうでないところもあります。

ただ「時間がない・・」という理由だけで、5~10年後、あるいは30~40年後に後悔しない自信があるかどうかを考えてみてください。

それでは。