さて、一昨年の記事では、
何が文章を読みにくくしているのか?に触れてきました。

今回は、

文章に慣れるためにはどうすればよいか?

これについて紹介していきます!

最も効果的で手っ取り早い方法は、

教科書や試験の問題文として課せられた評論文

これを何度も読み込んでください。

原則として読飛ばし禁止!!です!

現代文がどうしても苦手な受験生の多くは、

無意識に分からない部分を飛ばし読みする”クセ”があります。

”読飛ばし”というのは、

難しい表現や分からない部分を適当に理解して、
読めるところだけ読んでいくスタイルのことです。

まずはこの”クセ”を断ち切ることです!

もし高校レベルの評論文についていけないのであれば、
中学時代の教科書や高校入試の問題文から始めましょう!

センター試験の評論文をスラスラ読めるレベルが目標です。
※国公立2次試験レベルまで行なう必要はないでしょう。

スラスラ読めるの条件としては、

・読み方が分からない漢字や意味の分からない用語がない
・今読んでいる部分と前文との因果関係や繋がりを感じ取れる


この2つを満たしていればOKです!

最初はハードルを下げるために、
あなたの興味関心のある内容でもよいですね。

なんとか最後まで読めそうな問題文を手にして、
何回も繰り返して読むことで文章に慣れていきます。


1周目より2週目、2週目より3週目・・のほうが断然読みやすくなり、
内容がよりスムーズに
頭に入ってくる感覚が分かると思います^^
※まずは慣れることが目的なので数を限定して繰り返し読みましょう。

「最初は難しくて読めないと思ったけど、繰り返し読んだら分かるようになってきた!」

この『分からない・・』⇒『分かる!』に移っていく

この感覚を読者の皆さんにも是非味わってもらいたいです。


要するに、

分量のあって少し難しい文章に慣れる(スラスラ読めるようにする)ことが目的です。



「私には時間がないのでもっと効率的な方法を教えて欲しい!」

そう仰る受験生もいると思いますが、

そもそもの文章を読む経験が足りない場合は、
例外なく
”急がば回れ”が正しいのです

スポーツでも練習するための基礎体力は必要ですし、
研究の場面でも基礎研究が必要なのと同じです。


必ず出発点は”基礎”なのです。

もしあなたが、何かしらの競技のコーチだと仮定しましょう。

いきなり、あなたのもとに競技未経験者の方が飛び込んできて、

「1週間後には試合があります。それまでに時間がありません。まだ未経験者ですがなんと勝ち進めるようになりませんか」

と頼まれたとしましょう。


そんな無茶ぶりは受け入れられませんよね^^;


文責:田中


~~~編集後記~~~
そういえば

熊本には”ひとりじめ”という品種のスイカがあるみたいですね。

旬は4~5月だそうです。

”ひとりじめ”をひとりじめ・・・(笑)
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