『読点』の位置で文章の意味が変わる。

今日はその具体例を見ていきましょう!

この一文では読点が入ると、

「山田太郎氏が顧問弁護士を務めている、★★出版の子会社」

=「山田太郎氏は★★出版の子会社の顧問弁護士」

という意味になります。



もし、読点が入らなければ、

「山田太郎氏が顧問弁護士を務めている★★出版の子会社」

=「山田太郎氏は★★出版の顧問弁護士」

という意味に変わりますね。


この違いに気をつけてください!


それではもう一つ例を挙げましょう。

「私は泣きながら走る弟を追いかけた」

これでは意味が二重にとることができて紛らわしいですね(>_<)


読点を入れると次のようになります。

「私は、泣きながら走る弟を追いかけた」=泣いているのは弟

「私は泣きながら、走る弟を追いかけた」=泣いているのは私


このように、


同じ文でも読点の位置によって意味が全く変わってくるのです。


上記の具体例のように、


意味を取りやすいよう丁寧に読点を付けてくれればよいのですが、

現代文の文章では読点を省かれることがしばしばあります。。



そう、

自力で文脈から意味を判断しなければならない
のです!

もちろん、常識的な考えで意味を推測できる場合もあります。



例えばニュースや新聞見出しに出てくるような、

「プロファイリングで連続通り魔の犯人を逮捕!!」


この一文では常識的に考えて、

「プロファイリングによって連続通り魔を逮捕した」
と捉えられますが、

現代文では文脈から判断しなければならないこともあるのです。

新聞やニュースの記事、社説、文章を読む際など、

文章に触れるときに『読点』を意識してみましょう。

「あ、ここは意味が2つにとれるな」

そう意識して読むことによって感覚を磨いていきましょう!


現代文の基礎力身につけるには、

普段から文章に触れる際、


そういったことを意識してみることです。


くれぐれも、

間違った意味で読み飛ばさない
よう注意してくださいね!^^


文責:田中

~~~編集後記~~~
昨日は図書館に行ってきました。

やはり日曜日の図書館はいつもよりちょっと騒がしい、というか人が多いですね。

土日に混雑するのは当然といえば当然なんですけど;^^
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