
前回は、仕事のモチベーション、それもお金などの物欲の話をした。
特に起業して間もない頃は、そうした物欲などの俗な欲求をモチベーションにしても良いのではないか、という話だ。
商魂逞しい某国では、そうした物欲や成り上がり欲、成功欲求を原動力にした様々な起業家たちが活躍している。
「お金、お金・・・なんて言いたくない・・・」なんて言っている日本人は、海外勢にどんどん負けちゃうぞ。
もっとハングリーになっても良いのではないか。
バブル期についての賛否は両論あるものの、世の中のみんなが、欲しいモノややりたいコトがいっぱいあって、それらを手に入れたくてみんなが熱心に仕事に打ち込んだ。
一生懸命に仕事をしてしっかり稼ぎ、たくさんのお金を使って、世の中にお金がグルグル回っていた。
こんな言葉を何かの本で目にした。
「お金というものは、「お客様の有難う」が形を変えたものだ。」
自らの仕事を通じて世の中やお客様に相応の貢献をし、価値を提供できているから、その分だけ多くの「有難う」つまりお金が入って来るのだ。
日本で最大手のM&A仲介会社は、売上の約50%が利益だ。
そして従業員の給与水準も上場企業のなかでも上位にある。
それは、M&Aをしなければこの世から消えてなくなってしまうであろう会社を、買い手企業とマッチングさせることで残す、という社会的意義が大きいのではないかと考える。
それによって、消えてしまうかもしれない売り手会社が持つ技術や従業員、地域の職場、取引関係などを維持できるという意義があるのだ。
だから、起業家も「創業間もない頃」は物欲を原動力にしても良いが、ある程度のところで自社の「社会的意義」を明確にしていきたい。
それは世の中に出回っている言葉で言えば、「経営理念」とか「ミッション(使命)」と呼ばれるものだ。
これは、別に会社だけに与えられたものではない。
今はお勤めの方でも、自分個人の「理念」や「人生目標」、「ミッション(使命)」、「自分にとっての成功」、「自分にとっての幸せ」を定義すればよいのだ。
かく言う佐原も、サラリーマン時代から上記の事柄について、自分の言葉で定義づけしていた。
こうした、「自分が社会にどのように貢献していくか?」という意義を明確にすることで、「自分が進む進路」が明確になると感じている。
そして、仕事のモチベーションは、自分が仕事を通じて社会やお客様、多くの人たちに貢献することで何かしらの手助けができ、それを人から感謝され、自分という個が世から必要とされているという実感から高められるのではないだろうか。
そのためには、常に自己研鑽に励み、自分が多くの人に貢献できるスキルや力を蓄えておく必要がある。
場合によっては、自分一人だけの力が増幅できるように組織的な動きにもなるだろう。
その手段の一つが会社という組織だといえる。
物欲だけだと限界がある。 自分中心の考えに陥るからだ。
物欲なんて、事業にある程度成功し、欲しいモノが一通り揃った後には原動力を失ってしまう。
しかも、その欲しいモノというのは、所詮は自己満足でしかない。
やっとの思いで手に入れた欲しかったモノも、それほどの時間を置かずにすぐに飽きてしまうだろう。
だから物欲には限界がある。
カレーハウスCOCO壱番屋の創業者である宗次氏と仕事でご一緒したとき、氏が言っていた次の言葉が印象に残っている。
「経営者たる者、事業に身を捧げる必要がある。」
自分の「使命」、つまり「命の使い方」を真剣に考えたい。
佐原が代表を務める → ㈱経営支援パートナー
磨いて継ぐ! 経営リファイン承継Ⓡ
㈱経営支援パートナーの佐原が行う「後継者教育」
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