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数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

連休が入り、更新停滞中でした。
ぼちぼち再開と参りましょう。

4月までは課題曲中心のレッスンでした。
今回もさらりとおさらい程度に3曲を各1回、本番形式で演奏しました。
一番大きい指摘は、課題曲3でのミ♭の時に左手人差し指が開いているか否か。
これを3回ミスしたら不合格扱いと言われました。
ここは早い運指だとつい閉まったままになり易い、かつ音がそんなに変わらないとため、
素人目には間違えているかどうかわかりにくいのです。
でも、上級者から見れば一目瞭然で看過されてしまいます。

完璧には程遠い仕上がりですが、ぎりぎりボーダーを越えている感じなので
ここらで課題曲は一応完了となります。

レッスン後半戦は自由曲となります。

Horiver:
師匠、ポロネーズは後半のある部分が毎回必ず躓きます。

先生:
ほう、その部分を吹いてみなさい。

Horiver:
ぴろぴろぴー♪

先生:
ああ、なるほど。
中音のミとファ#をトリルのように30秒やりなさい。

Horiver:
ファミファミファミファミファミファミ♪

し、師匠指がつりそうです。

先生:
指の動きが悪いから、そこの運指がつまずくのさ。
今の練習を毎日やること。
但し長時間は禁止。腱鞘炎になったら元も子もないからね。

Horiver:
・・・はい。

先生:
んじゃ、次はオール・オブ・ミー。

Horiver:
(えっ?! ポロネーズはこれで終わり?)


オール・オブ・ミーはカラオケ感覚で1回通してお仕舞い。
次回は残りの自由曲をやる予定です。



レッスンとは関係ない雑談

先生:
ラフマニノフって存命中は評価は低かったみたいよ。

Horiver:
今は名曲名高いと言われているのにですか?

先生:
そう、当時は奇をてらったような作品が評価される時代だったのさ。
ラフマニノフはあまりに王道路線を突っ走っていたので、つまらないということみたい。

Horiver:
王道路線だったからこそ、現代でも通用する曲となったのですね。

先生:
まあ、パトロンの影響が大きかった時代でもあるけどね。

何故こんな話になったかというと、フルート作曲家について優秀とそうでない区分けは何かという議論をし

ていたのです。この辺の話題については後日記述する予定なので、それなりにご期待下さい。

モリース・ラヴェルの名曲ボレロは説明不要なくらい有名な曲です。
音楽関係者でなくとも知っているという抜群の知名度を誇ります。

2016年の5月1日は、パリの初演から90年が経過します。
それは何を意味しているのか?
そう、著作権が消滅したのです。
このお陰で、世界中でボレロの演奏が増えることでしょう。

ニュースによるとボレロによる著作権使用料は約61億円と試算されています。
凄いですねえ、1曲で61億円稼げるとは・・・。

今後はCMや舞台、街中で盛んに演奏されることになるでしょう。

私も演奏しようかな。
・・・落ちはボレロじゃなくボロボロ(下手くそ)になるでしょうけど。
久々にボロロを聴きたくなりました。
今回はグーグル先生に訊いてみました。
主にクラシックで使われている楽器についての値段です。
一応、無意味な装飾や観賞用は除外です。
あくまでも楽器として使われている値段です。


栄えある第1位は・・・

ヴァイオリン:15億8000万
まあやっぱりなという感想です。
ちなみにこの値段の楽器は、ジュゼッペ・ガルネリ作で、アンリ・ヴィータンが演奏したものです。
そうそう、ストラティバリウスじゃあなくて、ストラディバリウスだったのですね。
間違えて覚えてました。
ヴァイオリンの恐ろしいところは本体だけではなく弓の値段もすさまじいということ。
1000万を超える代物もあるとか。
車とか家とか買える値段ですよ。



第2位は意外な楽器が・・・

パイプオルガン;4億9000万
ああ、パイプオルガンという存在を忘れていました。
あの図体なら、そら高いよな。
最高額のオルガンはスイスのローザンヌ大聖堂にあるそうです。



第3位はやっぱりあれ

ピアノフォルテ:1億2000万
ピアノです。
スタンウェイではなく、ベーゼンドルファー(ヤマハ傘下)でした。
エンペラーというモデルで、インペリアルの復刻版みたいなものらしいです。
ちなみにスタンウェイの最高額は2000万でした。



そして第4位・・・

フルート:800万
プラチナフルートです。
純金より高いプラチナです。
でもフルート業界は金が主流ですけどね。最近は木製フルートがプロの間で広まっているとかいないとか。(私の師匠情報)
ヤフー知恵袋で象牙仕様で1000万というのも見かけました。
穴あければつくれないことはないけど、音はどうなんだろう?
ちなみにクラシックの中では弦楽器に続いて高価な楽器でした。


私の愛器は・・・

サクソフォン:120万
一気に安くなりましたね。(感覚がもう壊れている)
ヤマハのプロモデルか、セルマーのビンテージで100万越えですね。
一応アルトサックスを基準としています。
でかいバリトンサックスはセルマーで160万越えます。
部材の使用量がアルトの倍以上あるのだから仕方がありません。
アルトの方が本数圧倒的に多いし、バリトンはマイナーな部類なのです。
私は大好きですけどね。
学生時代吹いていたし。


以下、ざっくりと
オーボエ:200万
クラリネット:200万
ファゴット:300万
ホルン:130万
トランペット:70万
チューバ:150万
ハープ:1400万


おまけ
ティンパニ:1200万
単体ではありません。セットでの価格です。
多分、日本にあるようなプラの膜ではなく、皮製でしょうね。
日本は梅雨に代表されるように高温多湿なので、革製品との相性がよくありません。
直ぐカビが・・・。


とまあざっと調べた限りではこういう結果でした。
前の記事にも書きましたが、楽器は値段が全てではありません。
ヤマハのように安くてもいい音が出る楽器メーカーだってあるのですから。
数が少なく貴重だから高価という場合も多いですし。
なので、演奏して自分で気に入った音だったらそれを買えばいいと思います。
私もフルートで欲しいモデルがあります。100万のやつですけど。
あの音に惚れ惚れするんです。ただ、とんでもなくじゃじゃ馬で、すっごい吹きにくいですが。
いつかあのじゃじゃ馬をものしたいものです。お財布的にも技量的にも。
どうやら実写映画とは関係がないようです。(多分)
4月からアニメーションでジョーカー・ゲームというのが放送されています。
原作は柳広司という方で、内容は戦争時の日本の諜報活動についてです。
いわゆるスパイ映画みたいなものです。007とはちょっと方向は違いますけど。
第1話を何気なく見る機会があったのですで、一気に惹きつけられました。
これは大人向けアニメだと。
子供向け(+大きなお友達)にあるような萌えキャラとか、超能力でなんでも解決とかいう話ではなく、リアリティの追求、外面は地味だけど内面では火花散る心理戦とか味わい深い内容となっています。

内容も面白いのですが、今回記事に取り上げたのは別な理由があります。
音楽です。
作品を彩る重要な要素。
この作品の音楽担当は川井憲次氏です。
私が好きな作品にたびたび目にします。
いい音楽をつくります。

例えば
GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊 (劇場版)
イノセンス
機動警察パトレイバー
スカイ・クロラ
東のエデン
すべてがFになる(アニメ)

ざっと上げただけで、自分の好きな作品に名を連ねています。
決して主役じゃないけれど、あるとないとでは大違い。
以前紹介した、佐藤直紀氏と同じ仕事ですね。
自分のやっている音楽とは違うけれど、これもまた音楽。

フルートをメンテに出しました。
グレード試験が近くなってきたので、楽器の状態を最高にしておきたいので。
直前だと大きな修正が入ったときに、慣れるのが大変なので数ヶ月前にしておくことが推奨されます。
師匠がそういってました。

それで代替機を借りているわけですが、これがすっごい吹きやすい。
YFL-23というまさかの2桁シリーズ。
調べると1970年代の生産品。
現行品に近いのはスタンダードシリーズの200番台と思われます。
洋銀製ですね。

ちなみに私の愛器はヤマハのYFL-514で、位置的にはスタンダードシリーズより上のプロフェッショナルシリーズに分類されます。700,600,500シリーズの一番下の500なので頭管部のみ銀製です。

借りる前にリペアマンから試奏を促され、その印象が先の吹きやすいと伝えました。
リペアマン曰く「フルートに関しては安いから吹きにくい訳ではなく、安いほうが吹きやすい」とのことでした。
どうやら、音の当たりポイントが広いらしく高音域に顕著な音のかすり、裏がえりが少ないようです。
その反面、誰が吹いても同じ音になり表現力には劣るとのこと。
これは上級者レベルが吹いた場合ですけど。
師匠も以前、似たようなことを言っていたことを思い出しました。

さて、そこで私は思いました。
楽器の値段と音の関係を。
ざっくりいえば、楽器の値段を並べてみようという話です。
提起編としたのは、ネットで調べないでまず自分を記憶を整理してみようという趣旨です。

まず真っ先に思い浮かぶのはバイオリン。
ストラティバリウスは有名ですね。
値段をつけられないくらい貴重なものもありますが、敢えて値を付けるならば億ですね。
もはや工芸品の域です。

次はピアノ。
スタンウェイが一番ブランドとしては有名な気がします。
人気のピアニストは大体これをつかっているような印象があります。
楽器としての価値だけではなく、投資対象になっていたりもします。
理由は年数が経っても価値が下がらないから。
場合によっては上がるそうです。
以前見た記事だと2千万とかだったような気がします。
大きいし、部品点数も多いですからね。
高級品だと400万くらいしますよね。
銀座ヤマハで冷やかしに行ったときは、そんな値段だったはず。

続いて私の活動領域、フルートです。
私の愛器は定価で20万くらいです。
ヤマハの上級モデルで約100万。
プロモデルの総金で400万くらいだったような。
彫刻とかすればもっと上をいきます。
金を使っているので原価が高いですからね。

最後の私の正妻サックスです。
・・・フルートは只の遊びですからね。
とはいえ、サックスが女性的なのかといわれると困ります。
男性的な気もしますね。でも、私はそっちの趣味はありません。
入門用で20万くらい。
ちょっといいモデルだと50万。
プロモデルで100万あたりなので、楽器の中では上限は安いかもしれません。
金属加工品ですからヴァイオリンみたいに職人が全て手作業でやっている訳ではないので。
あとは楽器の歴史の中では新しい部類ですから、合理的に作られているでしょう。

さて、ここまでは記憶を頼りにした仮説です。
後日、値段を調べて紹介します。
どの程度あっているか乞うご期待?