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数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

レッスン記事は久々です。
昨年はグレード対策と、持ち込み曲のレッスン2ヶ月(残念ながらお蔵入り)をしていました。
年内最後のレッスンは連休中に練習できるように課題抽出をしてもらいました。

そして年が開け2016年初レッスン

Horiver:
師匠、明けましておめでとうございます。
今年は私を6級という高みへ連れて行って下さい。

先生:
うむ、こちらこそよろしく。
私は頂上へ行く地図と最短ルートは教えてやれるが、登るための足と食料は自分で用意することだ。

Horiver:
うへえ、手厳しいです。




レッスンに向け、課題曲3曲、自由曲5曲を満遍なく練習したのですが、
今回のレッスンでやったのは、なんと課題曲1曲だけ。
超絶しごかれました。
弱点を徹底的に突かれ、そのフレーズを3回連続で出来るまで延々とやるという恐ろしいレッスンです。今までのレッスンでないくらい容赦なかったです。

・・・嗚呼、先生マジだ。

・・・マジで鬼教官だ。

30分でへとへとになりました。

お陰で収穫もありました。
大体は出来ているけど、間違っていると認識しないで練習しているようでした。
全部難しいフレーズでした。
もう一度じっくりと譜読みをする必要がありそうです。

これが出来てから、ようやく曲想のレッスンへと進みます。

指は動いてきたけど、まだまだ遠いです。

でも、去年に比べれば絶望感はなく、練習量あげれば届きそうなところまではきました。

師匠も言っていました。
「練習は裏切らない。積み重ね多分だけ血と肉となる」

その通りだと思いました。

さて、レッスン後の夜も練習を始めるとしますか・・・。






自由曲候補最後の5曲目。
歌劇 カヴァレリア・ルスティカーナ より間奏曲

これも名曲ですよね。
選曲した理由は、とあるハープ弾きが演奏しているのを見たのがきっかけでした。
それまでは、多分知らなかった曲だったと思います。
譜面自体は簡単です。
が、こちらも前回の「亡き王女のパヴァーヌ」同様、音色の美しさ、ダイナミクスが超難しい。
この手の技術は、ちょっとやそっとの練習じゃ身に付かないので、研鑽した量に比例して上手くなるという類ですからね。
今更ながらに後悔をしていますよ、とほほ。

参考動画。
透き通るような音が出せない自分には、この音色は本当に羨ましい。





選択した自由曲候補その4。
亡き王女のためのパヴァーヌ  ラヴェル

こちらも超が付くくらい有名な曲ですね。
なんといってもメロディが美しい。
譜面自体は難しくなく簡単な部類ですが、それ故表現力を試されるという違う意味で難曲です。
綺麗な音色を出せるか否か、最初の一息で評価されてもおかしくないのです。
この曲でのポイントはp、pp、pppを如何に吹き分けられるか?
pppを意識し過ぎるあまりに音が消えてしまってはいけません。
フルートってダイナミクスが他の楽器より小さいので、上級者になると本当に苦労するようです。
私はまだ上級者とはいえないので・・・運指でつまずいている時点で。。。

参考動画はこちら。




自由曲候補3、ポロネーズ。
バッハ 管弦楽組曲第2番より BWV1067
曲は超が付くくらい有名ですね。
フルートの名曲としても有名です。

クラシック特有の作法を知っておく必要あります。
短前打音とか、トリルの音は上からとか(現代では下からが主流)。

難所は主題が終わった後の16分と32分のところですね。
この動画でいう1分14秒からのところ。
いまだにゆっくりやっても、ノーミスで出来ていません。
このテンポでノーミスなんて、しかもリピートありなんて超難関ですよもう。
有名故に、試験官だって採点は厳しそうですね。
本当にこれは、練習あるのみしか解決方法がないというが泣けてきます。







自由曲で選んだ曲その2。
All of me
ジャズではスタンダードナンバーのひとつですね。
映画作品でもあり、「私のすべてを・・・」という失恋歌ですね。

どうして全てもっていってくれないの?
あなた無しではなんの意味もないの
あなたにキス出来ない唇なんていらないわ
あなたに抱きつけない腕なんて必要なんてないわ

・・・という感じの歌です。
こういうことを言われてみたいです。


この曲の難所は、ずばりアドリブ部分です。
譜面に書かれているので厳密にはアドリブではないですけど。
スウィングでテンポは140とこのレベルでは結構早いほうです。
スウィングを意識しすぎると、
たらった、らったらったウサギのダンス♪みたいにとてつもなくダサくなります。
私はここを毎回指摘されてました。
このテンポだと譜面通りに吹いたほうがジャズっぽく聞こえます。

さて、参考動画。
ヤマハの譜面ではB♭ majorなので、調は違います。
アドリブも全然違います。


失恋歌の割には悲哀に感じないのは私だけでしょうか?