グレード試験7級 試験編 前編 | 数楽と音学と音楽

数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

という訳でこの週末グレード試験に行ってきました。

反省の意味もかねて事の顛末を語るとしよう。


グレード試験はヤマハの独自資格であり、管楽器は10級から6級まで受験することができます。それ以上の級も受験することは不可能ではありませんが5級以上は指導者資格の意味合いが強く、趣味で演奏技術を磨くのには必要ない級です。

うちの師匠曰く、6級で音大受験を目指す人達が到達するレベルとのこと。

ちなみに去年7級を1発パスして、今年6級を受験したのですが、難易度が倍というレベルではありません。少なくとも5倍から10倍くらいに上がってます。
この辺の愚痴は過去の記事を見てもらえばわかります。

試験対策は1月からやってましたが、足りない。全然足りない。w
週一のレッスンだけでは全然足りず、毎日平均1時間近く(仕事が忙しいときは吹かない日あり)吹いてやっとこさ試験に臨む最低限の準備が出来るか出来ないかくらいです。
なにせ自由曲の5曲目のレッスンが試験直前にやっと着手したくらいですから。

曲は課題曲として3曲あり、本番では1曲を指定されます。
自由曲は5曲(通常レッスンで使う教材から)選び、本番で1曲を指定されます。
この時点で8曲分をまずこなせるようにならないといけません。
もちろん、楽譜通り吹くことは勿論のこと、表現技術も問われます。
さらに#♭それぞれ3つまでの長調短調のスケールのアンプをしなければいけません。
ざっと14種類ですね。これは九九のようにひたすら覚えるしかないのです。
当然、コツみたいなのはありますが、出来は練習量に比例します。

まだ課題が残っており所見演奏。
楽譜を渡されてから30秒くらい読む時間を与えられ、10数小節を吹くという普段の自力を問われることこの上ない課題です。

さて試験当日は目覚ましより早く目覚め、身支度をしたあと家を出るまで自分が不得意な部分を指さらいしやっぱり出来ないやんと自ら精神ポイントを削る展開へとすすみます。
スケール練習は前日に一通り全部をやっていたので当日は要所となる4種類のみ指さらい。

そして、余裕をもって自宅をでます。


それが、彼を見た最後の姿だった・・・。(火曜サスペンス風な終わり方