テレビのインタビューでのやりとり
Q:なぜ山に登るのですか?
A:そこに山があるからさ。
Q:なぜ走るのですか?
A:そこに道があるからさ。
Q:サックスは好きですか?
A:どちらかというとサックスよりセッ・・・・(突然、放送が中断される)
だいたい、中学ではこのような下ネタのやりとりが必ずあります。
思春期ってウブですね。(遠い目
ちなみに、最初の2つのやりとりは意味はないので悪しからず。
そんな訳で第4回。三日坊主は阻止できました。
今回はリードの話を簡単にしましょう。
敢えて簡単にという枕詞をおいたのは、奥が深いからです。
それはもう、音を出す心臓部そのもですからね。
どんなに良い楽器を使っても、リードが駄目ならまったく持って良い音は出ません。
リードとというのは下図のようなものです。
左からソプラノ、アルト、テナー、バリトンの順です。
楽器の大きさにってリードの大きさも変わります。
材質は葦の一種でケーンというものを削っています。
イメージ的には竹をこんな形に削ったものを思えばいいかと。
よくみると縦に繊維が並んでいます。
これを吹く前に、口に咥えて自分の唾で加湿します。
サックスとかクラリネットはこれを1枚つかうことからシングルリードの楽器に分類されます。
こんなやつを2枚貼り合せたものをダブルリードといい、オーボエやファゴット(バスーン)の楽器がそれを使います。ダブルリードの場合は、咥えて加湿するよりも、小さなコップに水をいれて加湿する方が一般的です。それくらい水分管理にシビアでもあるとも言えるのですが。
リードの前置きはこれくらいにしておいて、本題に行く前のポイントを書いておきましょう。
・選定
どのメーカーの、何をつかうか
自分好みのリードをつくるには
・管理
正しい使い方
長持ちさせる使い方とは
もうこの辺だけで3,4回記事に分けないと書ききれませんね。
まあ、適当に端折りますけど。
そうそう、最近(といっても10年前から)のリードはプラスチックで出来たものあります。値段はちょっと高いのですが、水分管理の必要がなく、基本的には同じコンディションで吹き続けることが出来ます。
ただ、中級者以上にはあまりお勧めはしませんけど。というのも、ケーンのリードに比べて吹奏感がいまいちなのと、音があまりよくない印象があります。私も使ったことがありますが、結局ケーンの方が良いと感じます。なかなか数値でこうだからと言えないのですが、個人的には初心者がリードで悩まなくてもいい為にあるくらいの存在意義しか感じません。ごく最近のプラスチックリードはどうかはわかりませんけど。
次回予告
メカゴジラを倒した一行は、ついに最終戦へとコマを進めた。
その相手は宇宙最強を誇るウルトラ一族。
勝機は万にひとつもない絶望的な状況。
さりとて、最後の切り札をもってきたバリトンの不敵な笑みは何を意味するのか。
次回、九十九里浜の最後の一里塚! お楽しみ。
(※番組は予告なく変更する可能性があります、ご了承下さい。)