YouTubeにUPされていた「たかじんのそこまで言って委員会」が5月16日分に限り読売テレビの申し出により削除されておりました。

著作権法に抵触するのは間違いありませんが、それならば全ての映像について同様な対応をすべきです。


この番組に出演している評論家連中は、自民党から機密費をもらっていると疑われていた方も多いため、アリバイ作りのために機密費問題を取り上げたのでしょうが、編集時に気付かなかった非常にマズイ内容が流出してしまったため慌てて事態の収拾に動いたといったところでしょうか。


このような、自分たちに都合の悪い放送を隠蔽しようとするメディアの体質は、一国民としてイラっとしましたので、意地悪するために2つの記事についてSEO対策(再掲により検索でヒットしやすく)します。

噂やネット情報ではなく野中広務氏の発言及び三宅久之氏本人の発言から私が気付いた点をまとめたものです。



1.三宅久之氏のついた嘘。


先日の「たかじんの~」の番組でフォーカスの記事にある「三宅久之100万」の記載メモは、藤波孝生官房長官の代理で行った講演の対価と主張。


しかし、講演が行われたのが1984年1月であるのに対し、メモが作成されたのは1985年6月以降であることが確実で、過去に講演料を仲介したことを1年半以上後にメモ書きする必要はないことから、三宅氏の主張が全くの嘘である可能性が浮かび上がりました。


番組内で誰も指摘しなかったことは不満。


2.野中広務氏が敢えて田原総一朗氏の名前を出した理由の考察。


A.野中氏が初めてこの件に言及したのが4月23日であった点。

B.TBSの番組で野中氏らしからぬ「あんだけテレビで正義の先頭を切るようなことを言っている人」という言い回しをした点。

C.しかも、「方々」ではなく「人」と単数形を用いた点。

D.敢えて田原総一朗氏の名前を出した点。


以上の4点について、以下の推察をしました。

A.については、23日のニュースで報道してもらいたかった。

B.についてはテレビによくでている(いた)。何らかのリーダーであることを示唆している。

C.については個人を念頭に置いている。

D.については同じ番組に出演していたなど、田原氏から即連想される人物。


以上より、最も疑われるのは以前評論活動をしており、4月23日に新党改革の党首就任し、ニュースにもなった舛添要一氏ではないでしょうか?

舛添氏なら対比対象として田原氏の名前を出すのは理解できる気がします。
(空白部分は、断定できる材料がないので自主規制。)


ただし、一点わからないのは、以前野中氏はこの人物を大いに評価しておりました。

いったい今になってどのような変心があったのでしょうか?


私はこの部分見逃していたのですが、「たかじんのそこまで貰って委員会」…もとい「たかじんのそこまで言って委員会」で以下のようなやり取りがあったことが阿修羅に掲載されておりました。


【三宅『藤波孝生っていう私が学生時代から知っている男だけどね。
彼が官房長官になった時、たしか年の暮れだったの。
それで電話かかってきて、新年に講演の口を二つ頼まれてると、
だけど官房長官は東京離れるわけにいかんから、
三宅さんよかったら肩代わりしてくれないか、行っただけの話しなんですよ。
そしたら藤波さんの事務所から、議員秘書が届けてきた。
私はその時、内閣機密費なんてもんは、全然一瞬も考えないで貰ったんですよ。
それが出たって話は後で聞いたけどね。取り消すほどのものではないからほっといたけどね。』 】

阿修羅 「【機密費問題】「たかじんのそこまで言って委員会」にて 」)

YouTube にも出てました。)


講演のギャラは、主催者から支払われるのが道理では?

一歩譲って窓口が官房長官秘書になっていたとしても、三宅氏の銀行口座を聞いて主催者に伝えれば済む話で、わざわざ直接手渡したのは、証拠を残したくない金であったと推測するのが自然です。

証拠を残したくない金とは何でしょう?


怪しい話です。


さらに追い詰めます。


発言中「それが出たって話は~」の件は2000年のフォーカスの記事のことです。

三宅氏の主張は講演料に対する出金に係るメモが流出したというものです。


藤波孝生氏が官房長官を務めていたのは1983年12月~1985年12月であることから、講演をしたのは1984年または1985年の正月ということになります。


記事によるとメモには、竹村健一氏、藤原弘達氏、田原総一朗氏、俵孝太郎氏、細川隆一郎氏、早川茂三氏、三宅久之氏の名前があったそうです。

これを官房機密費の受取先と見るのは流石に短絡的と言わざるをえませんが、少なくともメモが作成された時期についてはメンバーを見れば予測ができます。


まずメンバーの特徴ですが、全てテレビで有名な評論家の方々です。

それぞれ、活躍した時期を見ると

竹村氏:1978年~2008年

藤原氏:1960年代~1970年代

田原氏:1987年~2010年

俵氏 :1975年~1987年

細川氏:~1990年代

早坂氏:代表番組は無いと思いますが、田中角栄氏の元秘書として発信力大

三宅氏:1978年~現在


田原氏はテレビ出演以前からそれなりに知名度があったようですが、他のメンバーを見ると、やはりテレビを中心に活動している(いた)人間がピックアップされていると見るべきだと思います。


つまり、このメモが作られた時期は田原氏が「朝まで生テレビ」をスタートさせた1987年以降、または「サンデープロジェクト」が始まった1989年以降、藤原弘達氏が亡くなった1999年以前ではないかと推測されます。

(最も遅くテレビに出始めた田原氏以降、最も早く亡くなった藤原氏まで)

さらにこれを補完するのが早坂茂三氏の名前で、早坂氏は1985年6月の事務所閉鎖まで田中角栄氏の秘書をしておりましたので少なくともそれ以前のメモとは考えられません。

(私自身は1989年以降と見ております。)


三宅氏が講演料を受け取ったのは1984年または1985年の年初。

三宅氏が講演料を受け取った時点で早坂氏はまだ角栄氏秘書であることは間違いなく、メモが1984年の出金簿ではないことは確実です。

つまり三宅氏が喋った内容は嘘なのです。


なぜ嘘をつく必要があったのでしょうか?

これは、三宅久之氏が自白したと受け取ってよいのでしょうか?


三宅久之という名前がテレビから消える日も近そうです。


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訂正

1984年または1985年 -> 1984年

訂正の理由:

1.三宅氏の「官房長官になった時」という発言内容。

2.東京から離れられない任期途中の官房長官が講演などという予定を入れるはずがないこと。

私の地域では時間が被っていたため、「ザ・スクープSP」を録画しつつ、官房機密費に関して上杉隆氏が突っ込んでいた時間帯だけ、チラチラ「たかじんのそこまで言って委員会」を見ておりました。


「たかじん~」などという、三流バラエティ番組に興味はないものの上杉氏が機密費評論家のリストを入手しているという噂がまことしやかに流れていたためその点だけ興味を持ち視聴しました。

結局この収録時点で裏が取れていなかったらしく、公表できないという結論だったようです。

やはり、この問題は裏を取るのが困難なのでしょう。

官房長官ノートが出てくれば万事解決ですが、おそらく既に廃棄されているでしょう。

私も十数年前に知人から情報を得ているものの現在裏が取れておりません。

(さすがに地方に住む一学生ができる取材ではありません。)


上杉氏も発言しておりましたが、やはり当事者である野中広務氏が公表すべきだと思います。


ところで、読売テレビの辛坊治郎氏の

「私の知る限りもらっている人はいない」

という類の発言は呆れました。


2001年か2002年ぐらいだったでしょうか?

宇野内閣で内閣官房長官だった塩川正十郎氏が

「メディア対策として官房機密費を使っていた」

という発言をしております。

その、塩川正十郎氏をコメンテータに迎え、共に「ウェークアップ!ぷらす」という番組をやっている辛坊治郎氏が知らないというのは、誰が信じますか?

寧ろ辛坊氏に対する疑惑が深まった発言です。


辛抱×->辛坊○ 間違えました。

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「ザ・スクープSP」

残念ながら途中で外出の用事が入り中座。

いま、ビデオ見ています。


無事放送できたのは、裏金問題が全て時効を迎えたからか?

(有印私文書偽造・同行使は5年、詐欺は7年時効だったかな?)


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見終わりました。


まず、前半部。三井環氏の件。

この話のポイントは

1.検察の裏金

2.口封じ逮捕

3.けもの道

でありますが、放送部分は1.と2.のみ。

さすがに証拠不十分で3.については報道できなかったものの、そこは鳥越俊太郎氏の上手いところで、


「最近検察の暴走ということがよく言われるんですけれども、民主党の小沢幹事長の政治資金問題とかライブドア事件とか村木厚労相局長の公文書偽造事件とか…強引な捜査手法。

その捜査手法を通すためにマスコミにリークして世論を作って…風を吹かせてですね、そのことによってその強引な捜査手法をそのまま続ける。

このことが批判されてるんですが、その原点が8年前の三井さんの事件にあったんではないかと」(一部編集)


と発言。


これらの事件はどれも国策捜査ではないかと言われた事件です。

(ただしライブドア事件に関しては、今回はやや違う気がしますが。)

「強引な捜査の元祖が三井環事件である」という意味ですが、やや天の邪鬼な見方をすれば国策捜査の原点が三井環事件にあるという含みのある発言にも受け取れます。

まさにけもの道を示唆していると見るのは深読みしすぎでしょうか?


おそらく皆さんは、その直後の発言

「検察の強引さと、それをチェックできないマスコミ。

実はこれは共犯関係にあるんじゃないか」

の方に頷いたと思われますが、私は「最近検察の~」の発言の方に唸りました。


後半部岩手の事件は、報道の仕方が非常に難しかろうと感じました。

この事件の場合、容疑者が逮捕され裁判になれば、おそらく裁判員裁判になると思われます。

従って、犯人を断定するような報道は慎むべきであり、敢えて不完全燃焼のような番組になったのだと考えられます。

「捜査のやり直しを求める」という形で〆たのは妥当なところです。


第一部、第二部ともに続報期待。

実はアメブロというのは賢くて、アクセス解析というのをやってくれております。

アクセス解析の内容はIPは含まず訪問者数やOS・ブラウザの情報などですが、その中に検索ワードというものがあります。

GoogleやYahooを経由して当ブログにいらっしゃった方が、どのような検索をしてきたのかというものです。

その検索ワードで昨日急増したものがありました。


「訴因変更」


です。


TheJournal に郷原信郎氏の訴因変更の記事が掲載されたことにより、訴因変更の検索をしている人が増えたのでしょうか?

しかし、郷原氏の記事は専門家ゆえに少々冗長かなという気がしますので、勝手に解釈して短くまとめてみようと思います。


【原則】

大久保秘書の場合、西松事件が平成16年の収支報告書の虚偽記載として起訴されているので、土地取引に関する虚偽記載容疑のうち同じ平成16年の収支報告書を証拠とする部分のものは、追起訴できず訴因変更するしかない。


【ところが】

西松事件は単独犯、土地取引に関しては石川・池田両氏との共謀ということで問題があるらしい。

刑事訴訟法312条 の公訴事実の同一性を満たさない可能性があるのかな?)


【そこで】

検察側は西松事件の方を3人の共謀とし、さらに土地取引に関する内容を追加する形での訴因変更で解決しようとした。


【しかし】

西松事件は公判前整理手続きが行われており、手続き後の「単独犯->3人の共謀」の訴因変更は認められない。

H20/11/18 東京高裁 の判例による)


【結局】

西松事件を大久保氏の単独犯に戻し、単純に土地取引に関する容疑を追加するだけの訴因変更に修正した。


【現在】

裁判官による訴因変更可否の判断待ち中。


という話だと思います。

間違っていたらごめんなさい。


ここから先は私個人の意見ですが、裁判官は訴因変更の時期的限界(S51/04/05 福岡高裁那覇支部 )も問題視しているのではないかと考えております。

西松事件は、結審段階とは言えないものの、検察側証人の証言により大久保氏の無罪がほぼ確実なものとなっておりました。

この段階での訴因変更であれば、やはり特捜部の自己保身による無罪回避のための捜査・起訴の可能性が疑われ、簡単に訴因変更を認めるわけにはいかないのではないかと思っております。

(検察側証人が大久保氏に有利な証言をした当日に土地取引に関する強制捜査を行っていることからも特捜部の自己保身的捜査・起訴が疑われております。)


一方、訴因変更が却下されれば平成16年部分の土地取引に関する虚偽記載の件は大久保氏だけ早々に無罪が確定するという結果になりそうな気がするのですが、これでまかり間違って他2人が有罪になってしまうことがあれば、これも奇妙な話です。


将棋の羽生善治名人が

「ミスはミスを呼び、悪手は悪手を呼ぶ。プロがミスをしないのは、ミスしにくい局面を選択しているからなんです。」

という言葉を残しておりますが、特捜部は西松事件と言う悪手を打ち、その悪手が次の悪手を呼び、訳わからない局面にしてしまったというのが現状のようです。

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刑事訴訟法312条


『裁判所は、検察官の請求があるときは、公訴事実の同一性を害しない限度において、起訴状に記載された訴因又は罰条の追加、撤回又は変更を許さなければならない。

2 裁判所は、審理の経過に鑑み適当と認めるときは、訴因又は罰条を追加又は変更すべきことを命ずることができる。

3 裁判所は、訴因又は罰条の追加、撤回又は変更があつたときは、速やかに追加、撤回又は変更された部分を被告人に通知しなければならない。

4 裁判所は、訴因又は罰条の追加又は変更により被告人の防禦に実質的な不利益を生ずる虞があると認めるときは、被告人又は弁護人の請求により、決定で、被告人に充分な防禦の準備をさせるため必要な期間公判手続を停止しなければならない。 』



東京高裁 平成20年11月18日判決


『公判前整理手続は,当事者双方が公判においてする予定の主張を明らかにし,その証明に用いる証拠の取調べを請求し,証拠を開示し,必要に応じて主張を追加,変更するなどして,事件の争点を明らかにし,証拠を整理することによって,充実した公判の審理を継続的,計画的かつ迅速に行うことができるようにするための制度である。

このような公判前整理手続の制度趣旨に照らすと,公判前整理手続を経た後の公判においては,充実した争点整理や審理計画の策定がされた趣旨を没却するような訴因変更請求は許されないものと解される。』



福岡高裁那覇支部 昭和51年4月5日判決


『検察官が、結審段階になって、それまで攻防の対象となっていなかった事実に訴因を変更する旨請求することは、それが公訴事実の同一性を害しないものであっても、著しく訴訟を遅延させ、被告人を長く不安定な地位に置くことによって、被告人の防御に実質的に著しい不利益を生ぜしめ、公平な裁判の保障を損なうおそれが顕著である例外的な場合には、許されない』

小沢幹事長への3回目の聴取が始まったことを民放の夕方のニュースでアナウンサーがテンション上げ上げで伝えていました。


新証拠も出てきていない以上、形式だけの聴取であることは明らか。

トップニュースにするほどの内容ではないし、ましてや現場で中継するような話ではありません。

ただ煽りたいだけのニュースにうんざり。

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渡部恒三氏が

「大きく負けた時は、公明党さんと国のためにしっかり頑張ろうと、話をしなくちゃならないな」

と言ったことを一生懸命報道する日本テレビ。


何の権限もないヒラ議員の与太話をいちいち報道する価値があるのか疑問。

日本テレビは民主党憎さのあまり、判断能力がなくなってしまった模様。


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私もtwitter で見たのですが、阿修羅 にも掲載されている、フジテレビの箕輪解説委員の話。

箕輪幸人氏いわく

「3万人を超える自殺は小沢氏の政治とカネの問題のせい」

だそうです。


…お大事に。

どういう趣旨か分りませんが、論理的に無関係な話を結びつけるセンスはもはや病気の域。


ちなみに、同じくtwitter 情報ですが、月別自殺者数は政権交代以後8か月連続減少中。

2010/05/10 47news


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その昔、経済一流・政治は三流という言葉がありましたが、メディアはそれ以下ですね。