「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、今の自民党を見ていると「支持率貧すれば鈍する」。

総裁選の前倒しだの信任投票だの見ていてうんざりという人も多いのではないでしょうか?


自民党議員は麻生総理をおろして何をしたいのでしょうか?

大義名分は?


結局また3週間ぐらい無駄な時間をかけ総裁選でテレビジャックをし、その勢いをかって総選挙というあきれるほど薄っぺらい作戦なのでしょうが、こういうくだらないことを考える議員は目障りです。

とっとと落選して隠居でもしてもらいたいものです。


以前書きましたが、総選挙における与党の評価基準は第一に「小泉~麻生総理までの4年間の成果」なわけですから総裁を変えても自民党に対する評価は変わりません。


母子加算を廃止し、リハビリの日数制限を断行し多数の助かるはずの人たちを殺してきた、一方で消された年金では逮捕されてもおかしくない社保庁の連中をかばい、結局逮捕者何人出ました?

まだまだ数え切れないほど言いたいことはありますが、こういったこれまでの行為が評価の対象です。

従って今更ジタバタしてもみっともないだけ。


そもそも選挙の顔選びってことなら、総裁を変えたところでどうせ出てくるのは舛添厚労大臣や石原幹事長代理や小池元防衛大臣あたりでしょう?

この人たちに期待してる国民がいるとでも思ってるのでしょうか?


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リハビリの日数制限については、また日を改めて書くこともあるかもしれません。

報道ではリハビリ難民のことばかり言われているようですが、実際問題になっているのはこの制度によって現実に多くの人が命を落としてしまっているということです。

この制度は現代の姥捨てです。


このようなことをしておいて票を貰おうなどとは自公政権は厚顔無恥としか言いようがありません。


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あ、党首討論?

死に体総理に討論できるわけなし。

せめて党内を治めてから出てくるべきではないでしょうか?

さて朝日新聞の世論調査(*)が出ましたので

「もし今選挙をやったら比例区はどうなるか?」

の予想を勝手にやってみました。

( )内は前回の世論調査による予想。


投票率45%で

自公     75議席(89議席)

民社国他  96議席(80議席)

共産      8議席(11議席)

1議席不明。


投票率50%で

自公     70議席(84議席)

民社国他 100議席(84議席)

共産      9議席(12議席)

1議席不明。


投票率55%で

自公     66議席(79議席)

民社国他 103議席(89議席)

共産     10議席(12議席)

1議席不明。


直近の選挙である2007年参議院選挙とその直前の世論調査との関係を参考にして算出しておりますが、随分極端な数字が出てます。

投票率は、50~55%の間ぐらいがリアルな数字かな?と考えております。

選挙区の方はデータが揃わないので計算できません。


政界一寸先は闇と申しますので、当てになりませんが、ちょっとしたお遊びと思ってください。


*他の新聞(のサイト)は必要なデータが残っていないため。

障害者団体向け割引郵便制度の悪用の問題。


さすがに今回は慎重なメディアもあるものの相変わらず産経がリーク情報を垂れ流してはしゃいでおり不愉快です。

このような報道のされ方をするとやはり裁判員制度の対象になる事件に関する報道も不安になってきます。


それはさておき、結局村木局長は逮捕され全面否認、政治家からの電話があったと証言している(らしい) イニシャルS・Y 元障害保険福祉部長は、今のところお咎め無し。

組織的に便宜が図られていたならば、常識的に考えて指揮は政治家から電話をもらったこのS・Y元部長のはずではないでしょうか?


にも拘らず、この人とっ捕まるどころか堂々と独法の理事などに天下っているわけです。


さらに今日あたりから動機として障害者自立支援法を通すためという理由が挙げられておりますが、名指しされているイニシャル I・H議員は、経歴を見てもこの自立支援法とは無関係のようですし、もちろん人事権なんぞもあろうはずもないわけです。


報道ステーションだったでしょうか?

厚労省の職員の「決裁権がある人間が偽造する理由がわからない」という発言も気になります。


いかなる犯罪も必ず論理の筋道が存在するはずで、もちろんその論理がわれわれに理解できない自己中心的な内容であることはありますが、それでも必ず論旨はあるわけです。

今のところ論理的に話がつながらないこの問題は、聞いていて気持ちが悪い。


下手なことは言えないのでもう少し捜査が進むのを待つしかないようです。


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正雲氏派、正男氏暗殺計画か(2009/06/15 jiji.com

北朝鮮も我が国に負けず劣らず怖い国ですね。


金正日は報道によると存命のようですが、これが事実でかつ未だに正日に指揮権があるのならば、私の予想は外れてますね。

少なくとも軍事に関しては、肩書はともかく事実上は正雲一派に移っているのではないかと見ていたのですが…。

私の予想なんて所詮当たるも八卦当たらぬも八卦…。


確認が取れないので当たっているのか否かも分からないのですが、外れていたらごめんさない。


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そういえば、「たけしのTVタックル」で岸博幸氏が「かんぽの宿設立プロセスの方が問題」なる趣旨の発言をしていました。

VTRの中で小泉元総理も同様の話をしておりましたが、これは話のすり替えにすぎません。

話のすり替えをしなければ正当化できないからこそのあの発言で、やはり郵政民営化は郵政利権化だったという証明ではないでしょうか?


仮に「かんぽの宿設立プロセスが問題」であったとしても、入札も行わずオリックスに不当に安く払い下げる理由にはならない。


千葉市長選で民主推薦の候補が当選したようですが、今の自民と民主の勢いの差を見ればそりゃそうだろって結果で特記することもありません。


気になっているのは寧ろ村木厚子雇用均等・児童家庭局長の逮捕。

一緒に逮捕された他3人の経歴は不明なれど村木厚子氏は高知大出身。

以前捕まった上村勉容疑者(当時障害保健福祉部係長)はノンキャリ。


で、村木氏は否認。


キナ臭い。

捨て駒にされたかな?


裏が色々ありそう、などと勘繰ったりしてしまいます。


すでに皆さんご存じの通り、この事件は元々某大物議員にターゲットを絞って捜査が開始されているわけで、報道もどこまで信じていいのかわかりません。


皆さんは、どう見てますか?


私は、もう少し様子見です。


この国、怖い。

鳩山総務大臣の事実上の更迭を受けてブログに書き込もうと試みること4回。

何かに呪われているのではないかと思うぐらいPCの動作が不安定で4回とも消してしまいました。

はあー…。


気を取り直して。


一連の郵政関係問題を解決に導くために必要なのは竹中平蔵元総務大臣の証人喚問であり、西川善文日本郵政社長の人事問題は瑣末事だと思っておりましたので、まさかここまでゴタつくとは思っておりませんでした。


上杉隆氏 の「一民間企業の人事で、首相が大臣を更迭することなどありえるのか」が最もわかりやすい説明で、私もまさか鳩山総務大臣が更迭されるとは思っておりませんでした。

びっくりです。


「鳩山前大臣が政局を考えて動いていた」ということを言う人もいますが、おそらく間違っています。

間違っているどころか、鳩山前大臣を貶めるために意図的に流された中傷でしょう。

確かに鳩山前大臣は言わなくてもよいことをペラペラ喋り、顰蹙を買うことも多い人物であることは間違いありませんが、今回の件に関しては身を挺して麻生総理を守ろうとしていたと思われます。


「守ろうとしていた」の意味がわかりにくいでしょうか?


それでは、みなさんは「西川社長の解任は改革を後退させる行為だ」という意見をどう見ますか?

西川社長続投を訴える一派が続投の根拠として主張している言葉ですが、違和感を覚えませんか?


私は違和感アリアリ感じてます。


そもそも鳩山前大臣が最初にやろうとしていたことは、かんぽの宿売却に関する日本郵政の不透明な入札の不正の解明なわけで、西川社長が続投していてはそのことが明らかにならないと考えたために解任を訴えていたわけです。

不正の解明が改革に逆行する行為なのでしょうか?


おそらく皆さんご存じだとは思いますが、少々補足しておきます。

この問題は日本郵政公社常務理事だった稲村公望氏の発言抜きには語れません。

サンデー毎日の記事がリンクできませんので山崎行太郎氏のブログから転載させていただきます。


『「公社時代、会計基準の見直しで減価償却期間を60年から25年に短縮したため、帳簿上、年度ごとの赤字額が増大…」(「サンデー毎日」)したというものらしい。「かんぽの宿」の場合は、「赤字だ、赤字だ…」と騒がれたが、実際は、施設の人気は上々で、お客はいっぱいだった。では、未だに、何故、「かんぽの宿」の「赤字=不良債権」説が根強いのか。稲村公望氏によると、その政治的からくりとは、「『赤字だ』と世論をあおって減損会計を導入し、資産価値を低く見積もって一括譲渡するような手口…」が、つまり「かんぽの宿」を作為的に不良債権化することによって、売却価格を低く抑えるという政治的動機が背景にあったからだ、と言う。』

文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』 より)


以上転載了


ここにあるように、本来売却する必要がないものを不当に安く見積もらせ特定の企業に売却させたことが問題なわけです。

この一連の疑惑の青写真を描いたのは竹中元大臣でありその竹中元大臣が連れてきた西川社長は疑惑の真っただ中にいるわけですから解任を求めるのは当然で疑惑の解明をするため後任に稲村公望氏などの名前が挙がるのはもっともなところでしょう。

稲村氏は元郵政官僚であったため、稲村氏を排斥するためには「西川社長の解任は改革を後退させる行為だ」がちょうどよいお題目になったわけです。


西川社長続投を訴える一派が排斥しようとしているのが稲村氏ということは、逆に稲村発言の正当性を証明しています。


また、この一派というのは麻生おろしを目論んでいる連中と基本的に同一ですから西川社長を解任することは麻生総理に3つの益をもたらすことになります。


最初は、麻生おろしを行う連中の動きを封じることができる。

次に不正の解明により内閣支持率の浮揚が願える。

最後に最悪総選挙で敗れたとしても麻生総理の被害は最小限で済む。


小泉構造改革のペテンに気づくいい機会になるという点で国民にとってもプラスになったはずです。


私が「鳩山前大臣は麻生総理を守ろうとしていた」と考えているのは、鳩山前大臣もこのような考えをしていたのではないか?と勝手に想像しているからです。


自民党や麻生総理がどうなろうと知ったこっちゃありませんが、麻生総理は切る人間を間違えたのではないでしょうか?


実は書きたかったのはこのことではなかったのですが、長くなってしまいましたので次回に譲ります。