「新型インフルエンザは神戸で4月末~5月初までには発生していたはず」と5月19日の記事 で指摘させていただきましたが、どうやらデータからもその証拠が出てきたそうです。
国立感染症研究所の調べにより4月末から5月初にタミフル、リレンザの消費量が激増しており、これが新型の流行によるものであるという可能性が指摘されているそうです。(2009/05/30 毎日新聞 )
新聞記事によると4月28日に神戸市内の薬局でインフル治療薬の処方が増加、流行レベルに達していたとのことですから、「新型が既に国内に入ってきており、通常の季節性インフルエンザとの違いに気付かず治療されている可能性」を考え調査しておれば、遅くともGW後には国内対策に集中できたはずで完全に厚労省は後手を踏んでいたことが明らかになったわけです。
ちなみに、国内で新型の流行が始まったこの時期に内閣が何をやっていたかというと、アメリカ様のご機嫌取りで「豚肉からの感染はない」と必死にアピールしておりました。
空港でのサーモグラフィー検査が始まったのが4月25日、機内検疫が始まったのが28日。
いかに無駄な事をやっていたのかがわかります。
5月28日の参議院予算委員会において木村盛世氏(検疫医療専門職)が水際を「政治的パフォーマンス」と切り捨てたのも当然です。
一方で厚労省の塚原太郎大臣官房参事官が「機内検疫を始めた4月下旬時点でウイルスの病毒性は不明だった」と反論しておりますが、世界保健機関(WHO)緊急委員会委員の田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は4月28日の会見で既に「弱毒性」であるとの見解を示し、「鳥インフルエンザと全く同じ対策を機械的に取るのは妥当でない(*)」と指摘しており(2009/04/30 毎日新聞 )、塚原参事官の反論は全く妥当性を欠くものであるということがわかります。
また木村盛世さんのブログの『米国と日本の意識の違い 』という記事の中に
「政府や自治体、またはメディアが、国民が本当に必要としている情報を責任もって発信して欲しいのです。
(一部略)
患者さんの数やどこの学生かなんて、ほんとうに私たちが必要としている情報ではありませんからね。
(一部略)
新型フルーの症状がどんなで、どんな対応をすべきか という情報がかなり行き届いているアメリカでは、パニックになりようがないのだと思います。」
との米国在住の自然治療医の方からのメールが紹介されておりますが、この意見は私が5月1日に書いた記事内容 と全く同意の内容です。
無用なパニックを防ぐために何をすべきかを海外にいる日本人の立場から的確に指摘されていると思います。
医師の方の意見によるまでもなく、私のような全くの素人にもこの程度のことはわかることなのですから、いかに舛添厚労大臣がパフォーマンスのことしか頭になかったのかがわかります。
結局政府は、国内調査をせず、誤った水際にこだわるあまり国内対策を怠り、さらに無駄な情報と誤った認識を与えパニックに陥れた。
今回のことはインフルエンザ対策ではなく、国民の健康や命を利用した自公政権の選挙対策であったと断言することができますし、万が一選挙対策ではないと反論するのであれば自公に政権担当能力は一切ないと断定することができます。
*あくまで私の個人的な意見ですが、仮に強毒性のインフルエンザであっても水際対策は無意味と思っております。
インフルエンザの性質上ほとんどの場合水際をすり抜けることが考えられためです。
例えば、5月25日に福岡で感染が確認された米国人は、すでに検疫方法がほぼ確立しているはずの5月22日に成田空港を通過しており、このときにはすでに体調の不調を訴えていたと報じられておりますが、それにも関わらずインフルエンザが発見できなかったのは水際がいかに役に立たないかということを明示しております。
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申し訳ございません。
最近更新が滞っております。
理由は様々あるのですが、、、。
『盧武鉉 前大統領が死亡した時点で北朝鮮の軍事行動は予想しておりましたが悩んだ末流石に書けませんでした。
気楽な素人ブロガーでも書けないことはあります。
今後もこの件に関して私の予想の詳細は書けないと思います。
1.盧武鉉死亡→北地下核実験→短距離ミサイル発射→韓国国内で李明博大統領の批判が始まる→(太陽政策復活の世論が高まる可能性)。
2.金正日の現在の状態。
3.北朝鮮の誤算は中露の対応と一部の韓国民の北に対する反発(現在北が世論操作中と予想しております)。
と、予想なのでこのぐらいまでしか言えません。
1.、2.については盧武鉉死亡時点で考えたことでハズレた場合の影響を考え軍事行動については書きませんでしたが、5月23日の記事 で李明博政権に打撃を与える者の存在は暗示しておりました。
…核心部分を書いていないのですが、これ以上は書けません。
断片的なWORDで察してください。』
以上のことをどこまで書くかということをひたすら悩んで、更新できずにおりました。
これ以外にも事情はあるので今後もこの程度の更新かと思います。
かける範囲で自分のペースで更新していきたいと思っております。