想いの道 ~会長の独り言~ -241ページ目

『アフリカの燃える想いに接して』

 さる8月21日、アクロス福岡シンフォニーホールでアフリカンパーカッションライブが公演され、私も社内の数名と連れ立って行った。 県庁跡地に作られた、国内でも有数の本格的なシンフォニーホールで、どんな演奏があるのかワクワクして足を向けた。アフリカンパーカッションといっても、皆さんには馴染みがないでしょうが、西アフリカ(地図の左側、パリ、ダカールラリーのゴール地点)を中心とする地域で演奏される「ジャンベ」という太鼓で、木の胴体に山羊の皮を張ったもの。部族の結婚式や成人式、種蒔の儀式、収穫の儀式などに、演奏されてきました。そのジャンベの奏者で300種類のリズムを奏でそれを自由に操る偉大なる「キング・オブ・マンディンガ」 Mamady Keita と SAWAKAN というグループの太鼓と歌と踊りのコンサートでした。

 2時間の間、太鼓と歌と踊りを演奏し続ける彼らの熱気、エネルギーに圧倒され私の中にも熱いものがフツフツとたぎり出し、演奏の後半は場内総立ちで手拍子をおくったものです。西アフリカの人々の喜びのシンボルであるこの「ジャンべ」という太鼓を通じて、出会い、友情、愛情、癒し、願いが熱く我々の魂を揺さぶったのでした。拙文では、その模様を旨くお伝えできないのが、残念ですが 50才のMamady Keita のパワーと魅力ある人間性をさらけだした演奏ぶりに、「太鼓の申し子」という呼び名も十分に納得できるものでした。

 1994年の初来日の折、鹿児島の離島、三島村という所を訪れ、島の子供達との交流を描いたNHK番組「響け!アフリカの太鼓」が全国放映され、その後の彼等の友情を記録したドキュメンタリーが放送されるなど、国際交流活動も素晴らしいものです。昨年から始まった福岡のツアーですが、来年も計画されています。出きるだけ多くの皆さんにも、「アフリカの熱い想い」に直に接していただきたいものです。 来年は一緒に会場に足を運んで、皆で手拍子を送りましょう。