マリオ「ただいま」
ルイージ「ん、おかえり」
今の時刻、23時。兄さんは仕事から帰ってきた。
兄さんは軽く伸びをすると、リビングのソファに腰を掛けた。
マリオ「リトル・ラビリンス、録画しといてくれたか?」
ルイージ「うん、バッチリ」
マリオ「今日はもう疲れたから、休みの時に観るか」
ルイージ「何か食べる?」
マリオ「そーだなー、お茶漬けとか?」
僕がお茶漬けを兄さんに渡すと、兄さんは仕事の愚痴をこぼし始めた。
ルイージ「いつも大変だね…」
マリオ「ああ、とにかくあいつは許さん。明日あいつに同じことしてやろう」
ルイージ「まぁまぁ兄さん。そうしたら同類だよ?」
マリオ「ふん…。あ、そうだ。洗剤買っといたぞ」
ルイージ「あ、わざわざ?ありがとう兄さん」
マリオ「いいってことよ」
この家は僕と兄さんの2人暮らしだ。
だから家事は僕、仕事は兄さん、というようにしている。
昔、キノじいの家に居候させて貰っていた時は2人で配管工をやっていたが、今は兄さん1人だ。収入は少なくなったけど、兄さんが頑張ってくれるおかげで、充分な生活は出来ている。だから僕は少しでもこの家が兄さんにとって安らげる場所になるように家事を全うするのみだ。あれ?
ルイージ「兄さん」
マリオ「?」
ルイージ「僕って、主夫なのかな?」
すると兄さんは少し時間をおいた後、ゲラゲラと笑いだした
マリオ「言われてみればそうだなwww」
ルイージ「なんで笑うのさ」
マリオ「だってよwwwルイージが主夫ってwwwwピッタリだwwww」
ルイージ「笑いすぎだって!…フフw」
兄さん、仕事で疲れてるはずなのに、あんなに笑ってる。そんな姿を見ると、僕は嬉しくなる。
マリオ「おっ、もう0時近いな。もう寝るわ、おやすみ」
ルイージ「うん、おやすみ」

そう、兄さんはお金もそうだけど、もっと大事なものを僕に分けてくれる。それは…

笑顔だ

終わり