2026年2月13日と14日付の東京スポーツが、

『【モーグル】堀島行真〝謎判定〟で金メダル逃す AI採点求める声「日本は損をしている」』

『【スノーボード】平野流佳への〝不可解採点〟が物議「日本人に表彰台独占させたくなかったんだろうな」』

と題した記事を報じていました。

 

筆者は、モーグルの男子決勝とスノーボードハーフハイプの男子決勝をリアルタイムで、テレビ観戦していました。

モーグルもスノーボードも五輪種目の中では比較的、歴史の浅い競技で、元々、「カッコイイ」を大事にする文化があるスポーツというのは理解していますが、「五輪種目」になった以上、「競技スポーツ」として、良し悪しは別に「採点に客観性を持たせる基準作りが急務」だと思います。

つまり、体操やフィギュアスケートのように、「技」と「演技構成」に「難易度」や「出来映え点」を設けて、採点基準と採点結果の公平性、妥当性に客観性や後々、検証できるようにすべきだと思います。

 

以下に、この2つの記事を要約し、スノーボード(フリースタイル)やモーグルの採点方法のあり方について、考察しました。

 

《2つの記事の要約》

ミラノ・コルティナ五輪で、採点競技をめぐる議論が再び熱を帯びている。

男子モーグル決勝では、堀島行真が大技「コーク1440」を成功させ、滑りも安定していたにもかかわらず83.44点で銅メダルにとどまった。

後に滑走した選手が同程度、あるいは難度が劣ると見られる構成で83.71点を獲得し逆転。SNS上では「疑惑の判定」「AI採点を導入すべき」といった声が相次いだ。

 

同様に、男子スノーボード・ハーフパイプ決勝でも平野流佳が高難度技を連発しながら得点が伸びず4位。

本人も採点発表後に戸惑いを示し、ファンの間では採点基準の透明性や公平性への疑問が噴出した。

 

採点競技では難易度、完成度、演技構成など複数要素が絡む。

モーグルではターン、エア、タイムが評価対象だが、特にエアの完成度評価が結果を左右したとの指摘もある。

一方で、競技の特性上「カッコよさ」や独創性といった主観的要素も含まれるため、完全な数値化は難しいとの声もある。

視聴者にとっては、何が評価され、どこが減点されたのかが分かりにくいことが不信感を増幅させている。

(要約、ここまで)

 

《筆者の考察》

<今後の採点方法のあり方>

フリースタイル競技が五輪種目として定着するためには、「主観」と「客観」のバランスをどう取るかが鍵になる。
 

第一に必要なのは、採点構造の可視化だ。
体操やフィギュアスケートのように、難度点と出来栄え点を明確に分離し、技ごとの基礎点を事前に公開する仕組みが有効だろう。
高難度技ほど基礎点が高く、そこから完成度で加減点する方式にすれば、納得感は高まる。

 

第二に、部分的AI活用の検討である。
ターンのライン取り、回転数、滞空時間、高さ、タイム計測など、数値化可能な要素はAIやセンサーで客観評価できる。
エアの完成度や独創性といった芸術性部分は人間が担う「ハイブリッド型審判」が現実的だ。
完全AI化は競技の魅力を損なう懸念もあるが、客観データを併用すれば透明性は高まる。

 

第三は、説明責任の強化だ。
得点の内訳や減点理由をリアルタイム、あるいは試合後に開示することで、視聴者と審判の距離は縮まる。
採点の検証制度やジャッジの再教育制度を整備することも、公平性確保に不可欠である。

 

採点競技の魅力は、技術と芸術性の融合にある。
だからこそ、「見て分かる基準」「後から検証できる仕組み」を整えなければならない。
AIは敵ではなく、競技の信頼性を支える補助線となり得る。
五輪の舞台で選手の4年間を正当に評価するためにも、採点システムの進化は避けて通れない。
 

 

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