2025年10月10日付のYahoo!ニュースの記事で、フードジャーナリストの三輪大輔氏が、
『第四次モーニングブーム到来!? ファミレスが朝に本気を出しはじめた理由とは』
と題した記事を投稿していました。
以下に、この記事を要約し、ファミレスのモーニングブームの今後について、考察しました。
《記事の要約》
ファミリーレストラン各社が、いま相次いで「モーニング」に力を入れている。デニーズのメニュー刷新、ココスのプレミアムモーニング拡大、サイゼリヤの朝食実験など、朝の時間帯が新たな戦場になりつつある。
モーニング文化は1950年代に名古屋の喫茶店で始まり、1980年代にファミレスやホテルへと広がった。
2010年代にはパンケーキブームを背景に再注目され、そして現在、「第四次モーニングブーム」と呼べる潮流が再び訪れている。
背景には「夜間営業の廃止」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展」という二つの要因がある。
人手不足や働き方改革により24時間営業を取りやめた結果、夜間売上が減少。その穴を埋めるべく、朝の時間帯に活路を見いだした。
また、タブレット注文、セルフレジ、配膳ロボットなどDXの導入が進み、少人数でも効率的な運営が可能となったことで、モーニングの採算性が向上した。
サイゼリヤは一部店舗でモーニングを試行中で、2027年の全国展開を視野に入れる。
デニーズやココスも新メニューを投入し、ファミレス各社が競う構図だ。
「第四次モーニングブーム」は、もはや一過性ではなく、ファミレスの新しい収益源として定着しつつある。
(要約、ここまで)
《筆者の考察》
<モーニングブームの今後予測と経済的影響>
ファミレスによるモーニング強化は、外食産業の構造転換を象徴する動きだ。
深夜営業が減る一方で、朝型生活が定着しつつある社会の変化と、DXによる効率化が相まって、「朝の外食市場」は成長期に入った。
今後、モーニング市場は「安さ」よりも「満足度」を重視する方向に進むだろう。
デニーズやココスのように、朝食バイキングやプレートメニューを充実させ、家族や単身者双方のニーズを取り込む動きが拡大する。
特に、共働き世帯の増加で「朝食を外で済ませたい」需要が高まり、朝の外食は「日常のプチ贅沢」として定着する見込みだ。
利用層の広がりは、地域経済にも波及する。地方都市では喫茶店の減少により「朝の居場所」が減っていたが、ファミレスがその代替機能を果たしつつある。
高齢者や在宅勤務者にとって、朝のファミレスは「第三の居場所」としての役割を担うようになるだろう。
一方、店舗運営の効率化によって、配膳・清掃ロボットなどの導入が進み、アルバイト雇用は減少傾向となる可能性がある。
人件費削減により収益性は向上するが、同時に「人が提供する温かさ」の喪失という課題も浮上する。
AI接客やセルフオーダーの普及は避けられず、モーニングは「テクノロジー×快適空間」の競争へ移行していく。
経済的には、モーニング強化がファミレス全体の売上底上げにつながる見通しだ。
夜間営業廃止による減収を補うだけでなく、客単価が安定する朝の固定需要を確保できる点で、収益構造が安定化する。
さらに、朝の時間帯に客が動くことで、コーヒー豆、パン、卵などの一次産業や物流への需要も増加する。
朝食ブームは外食業界のみならず、食品サプライチェーン全体に波及効果をもたらすだろう。
総じて、第四次モーニングブームは「夜から朝へ」という生活リズムの転換を反映した現象である。
ファミレスは単なる食事の場から、朝のエネルギーを補給する「日常のリズム拠点」へと進化していく。
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