2025年9月2日付の「ABEMA TIMES」が、
『「座席と窓の間から足」49歳芸人が嘆き…“新幹線のマナー違反”なぜ炎上する?専門家「共感を集めて燃え上がりやすい」「プライベートスペースでの嫌悪感」』
と題した記事を報じていました。
以下に、この記事を要約し、公共交通機関でのマナー違反が炎上する理由と対策、主なマナー違反の例について考察しました。
《記事の要約》
<列車内マナー違反 SNSで炎上拡大の背景>
お笑い芸人「ですよ。」がSNSに投稿した列車内の迷惑行為が話題を呼んでいる。
写真には、前の座席の客が窓際に足を投げ出し、横になって眠る姿が写っていた。
「注意すれば事件に巻き込まれるかもしれない」として直接声をかけず、代わりに自由席に移動したという。
こうした事例はSNSで多く共有され、とりわけ東海道新幹線では「通路を荷物で塞ぐ」「大声で会話」「座席ポケットにゴミ放置」「車内で納豆を食べる」といった投稿が目立つ。
なぜ新幹線のマナー違反が炎上しやすいのか。
ネットメディア研究家の城戸譲氏は「誰もが利用経験を持つ場での共感が広がりやすい」と分析。
さらに「長時間・密閉された空間での違反行為は、限られたプライベートスペースを侵害するため強い嫌悪感を呼びやすい」と指摘する。
鉄道会社はルールを定めてはいるが、実際の取り締まりは乗客任せの部分が大きい。
スタッフの人員不足も背景にあり、「車掌に伝えても解決しない」との諦めが、SNS投稿を正当化する行動につながっている。
最近では外国人観光客の大型キャリーケースが通路を塞ぐ問題も目立ち、鉄道会社側の対応が追いついていない現状も浮かび上がる。
(要約、ここまで)
《筆者の考察》
<公共交通機関でのマナー違反が炎上する理由と対策>
◆炎上の理由
公共交通機関でのマナー違反がSNSで拡散しやすい理由は三つある。
第一に、共感性の高さである。電車や新幹線は多くの人が日常的に利用するため、「自分も遭遇した」という共感が広がりやすい。
第二に、空間の特殊性だ。新幹線のように長時間閉ざされた環境では、座席周辺が唯一のプライベート空間となる。
その侵害は過剰に不快感を増幅させる。
第三に、鉄道会社の対応不足がある。注意や対応が乗客任せとなり、解決されない不満がSNSでの告発につながる。
◆主なマナー違反の例
典型的な例としては以下が挙げられる。
・前の座席に足をかける、横になる
・大声での通話や会話、外国語での騒音問題
・座席ポケットや床へのゴミ放置
・強いにおいの食べ物(納豆、カップ麺など)の持ち込み
・通路を塞ぐ大型キャリーケースや荷物
・優先席でのスマホ利用や席の占有
これらは一見些細に見えるが、多くの乗客に不快感を与え、炎上の「燃料」となりやすい。
◆対策の方向性
対策は三層に分けられる。
1)鉄道会社の対応強化
・車内アナウンスや多言語表示で「足を上げない」「荷物は収納」など具体的に啓発。
・スタッフが巡回し、違反行為を発見した際に声かけを徹底。
・キャリーケース用の収納スペース増設や事前予約制導入。
2)利用者教育の徹底
・学校や地域で「公共マナー教育」を強化。
・観光庁などと連携し、外国人観光客へのマナー啓発を強化。
3)安心して注意できる仕組み
・車掌や乗務員に連絡できるアプリや車内ボタンの活用。
・注意した乗客がトラブルに巻き込まれないよう、鉄道会社がサポートする体制を整備。
◆影響と課題
炎上が繰り返される背景には、「小さな違反の放置」がある。軽視される行為が積み重なると、鉄道利用の快適性や公共性そのものが損なわれる。
マナー違反の拡散は一方で利用者の意識を高める効果があるが、過剰な批判や差別的発言を誘発するリスクもある。
結局のところ、公共交通機関は「共有の場」である。乗客一人ひとりが「他者の快適性を尊重する」という基本意識を持ち、鉄道会社が啓発と対応を強化することでしか、炎上を防ぐ道はないだろう。
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