2025年4月30日付の共同通信社が、
『百日ぜき患者、4週連続で最多 10代多く、リンゴ病も増加』
と題した見出し記事を報じていました。
以下にこの記事を引用し、百日咳が流行する原因と対策、社会への影響について予測し、考察しました。
《以下、記事の引用》
激しいせきが特徴の感染症「百日ぜき」の流行が続いている。
国立健康危機管理研究機構が2025年4月30日に発表した速報値によると、全国の医療機関から4月14~20日に報告された患者数は前週より600人ほど多い1884人で、4週連続で最多を更新した。
2024年の累計は9336人で、4054人だった昨年を既に上回っている。
国立健康器貴管理研究機構によると、年齢別では10代が多く、今後、子どもを中心に患者が増加していく可能性がある。
両頬などに赤い発疹が出る伝染性紅斑(リンゴ病)の患者も増えており、全国の定点医療機関から同じ1週間に報告された患者は2963人。
1機関当たり1.25人で、直近10年間で最も多い。
(記事の引用、ここまで)
《筆者の考察》
2025年春、日本国内で百日咳(百日せき)の感染が急増し、特に10代の若者を中心に流行が拡大しています。
国立健康危機管理研究機構によると、2025年4月14日から20日の1週間で報告された患者数は1,884人に達し、4週連続で最多を更新しました。
2024年の累計患者数は9,336人で、前年の4,054人を既に上回っています。
<流行の背景と原因>
百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)によって引き起こされる細菌性感染症で、激しい咳が特徴です。
感染経路は飛沫感染や接触感染であり、特に乳児や免疫力の低下した高齢者にとっては重篤な症状を引き起こす可能性があります。
近年の流行拡大にはいくつかの要因が考えられます。
まず、ワクチン接種後の免疫効果が時間とともに減弱することが知られており、特に学童期以降の追加接種が行われていない場合、免疫が低下し感染リスクが高まります。
また、成人が軽症または無症状で感染し、家庭内で乳児や子どもに感染を広げるケースも報告されています。
さらに、マクロライド系抗菌薬に耐性を持つ百日咳菌(MRBP)の出現が治療の難しさを増しています。
<対策と予防>
百日咳の予防には、ワクチン接種が最も有効です。
日本では、生後2か月から1歳までに5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)の定期接種が推奨されています。
しかし、免疫効果は時間とともに減弱するため、学童期や成人期における追加接種(ブースター接種)が重要です。
特に、乳児と同居する家族や妊婦は、百日咳ワクチンの追加接種を検討することが推奨されています。
また、感染予防の基本として、手洗いや咳エチケット、マスクの着用が効果的です。
特に、乳児や高齢者と接する際には、これらの対策を徹底することが求められます。
<社会への影響>
百日咳の流行は、医療機関への負担増加や、学校・保育施設での集団感染のリスクを高めます。
また、長引く咳による労働生産性の低下や、家庭内での看護負担の増加など、社会全体にさまざまな影響を及ぼします。
特に、乳児の重症化リスクが高いため、家庭内での感染予防が重要です。
今後、百日咳の流行を抑えるためには、ワクチン接種の促進と、感染予防対策の徹底が不可欠です。
また、医療機関や教育機関、行政が連携し、情報提供や啓発活動を強化することが求められます。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ957号より)
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