最盛期には、レギュラー番組を16本抱えていた元文化放送アナウンサーで、フリーアナウンサー兼実業家(水道メーター製造メーカーのニッコク会長)のみのもんたさん(本名:御法川法男)さんが、2025年3月1日に亡くなっていたことが各メディアで報じられました。
2019年にパーキンソン病と診断され、亡くなる45日前には、食事中に肉を喉に詰まらせて、救急搬送されていたそうです。

以下に、2025年3月1日付のNEWSポストセブンの記事を要約し、パーキンソン病患者が食事中に気をつけるべきことをまとめました。

《記事の要約》
フリーアナウンサーのみのもんたさん(本名・御法川法男)が、2025年3月1日に80歳で死去した。
みのさんは1月16日、都内の焼肉店で牛タンをほとんど噛まずに飲み込んだ際に窒息し、心肺停止状態に。その後約45日間意識が戻らぬまま亡くなった。

1967年に文化放送に入社し、アナウンサーとして活躍。
1979年に退社後は家業の水道メーター会社に勤務するも、プロ野球ニュースのキャスターとして復帰。
その後『午後は○○おもいッきりテレビ』をはじめ、『クイズ$ミリオネア』『どうぶつ奇想天外!』『朝ズバッ!』などの司会を務めた。
「視聴率男」とも呼ばれ、2006年には「1週間で最も長く生放送に出演する司会者」としてギネス記録を樹立。銀座のクラブを一晩で数軒はしごし、1000万円を使うなど豪快な一面もあった。

しかし晩年はパーキンソン病を患い、2020年に最後のレギュラー番組を降板。病気の影響でタレントの名前を覚えられず、会話にもついていけなくなったと語っていた。
葬儀は家族のみで執り行われ、お別れの会は開催されないという。昭和、平成、令和と激動の人生を駆け抜けた希代の司会者だった。
(記事の要約、ここまで)

《筆者の考察》
<パーキンソン病患者が食事中に気をつけること>
みのもんたさんの窒息事故は、パーキンソン病患者にとって食事中の注意がいかに重要かを示している。
パーキンソン病は運動機能の低下を伴い、嚥下(えんげ)機能の衰えも引き起こす。食事中に気をつけるべきポイントを以下にまとめる。

1. 食事の際の姿勢を正しく保つ
・背筋を伸ばし、やや前傾姿勢を保つことで、食べ物が気道に入りにくくなる。
・椅子に深く座り、安定した体勢で食事をする。

2. よく噛んでゆっくり飲み込む
・食べ物をよく噛み、しっかり飲み込んでから次の一口を取る。
・特に肉類は繊維が多く、嚥下しにくいため、小さく切るか、すりつぶしてから食べるのが望ましい。

3. 窒息のリスクが高い食品を避ける
硬い食材(肉の塊、餅、ナッツ類)や、パサパサした食品(クッキー、パン)は、喉に詰まりやすい。
・ゼリーやとろみのある食品は飲み込みやすく、誤嚥を防ぐのに適している。

4. 食事中は焦らず、落ち着いて
・急いで食べると、誤嚥や窒息のリスクが高まるため、リラックスした環境で食事をすることが重要。
・周囲の人も患者のペースに合わせ、会話をしながらゆっくり食べると良い。

5. 飲み物の飲み方にも注意
・水やお茶などのサラサラした液体は誤嚥しやすいため、嚥下障害がある場合はとろみをつけることを推奨。
・ストローを使うと誤嚥しやすいため、コップで直接飲む方が安全。

6. 食後もしばらくは姿勢を保つ
・食後すぐに横にならないようにする。
・30分ほど座っていることで、食べ物がしっかりと胃に流れ、逆流や誤嚥を防ぐ。

7. 定期的な嚥下機能のチェックを
・パーキンソン病は進行性の病気であり、嚥下機能も徐々に低下する。
・嚥下機能に不安がある場合は、専門医に相談し、リハビリを受けることも重要。

<まとめ>
みのもんたさんの事故の背景には、パーキンソン病による嚥下機能の低下と、食事中の不注意が重なった可能性が高い。
パーキンソン病患者や高齢者は、食事の際に姿勢や食べ方、食品の種類に注意することで窒息や誤嚥を防ぐことができる。
また、家族や介護者も患者の嚥下機能の変化に気を配り、必要に応じて医療機関に相談することが重要である。
 

 

 

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