2025年1月20日付の北海道テレビ放送(HTB)が、
『指定有料ゴミ袋に学生デザインのNew Ver. レジ袋としても使用しプラスチックごみの削減に 札幌市』
と題した見出し記事を報じていました。

記事を読んで、ヤフコメ欄を見ると、否定的な意見のオンパレードです。
個人的には、「他の地域(例:名古屋市)では、既に実用化されていることなのに」と私は、個人的には賛成です。
「プラごみ削減の一環としてのレジ袋有料化」や「自治体のごみ処理」といった根本的な話しを少し横に置いて、現実的に、札幌市はごみが、有料がされており、通常はスーパーやコンビニで購入していますから、基本的にエコバックを持ち歩かない私としては、レジ袋が必要で、それが指定ゴミ袋なら、ありがたい話しです。

以下に、この記事を引用し、この札幌市の新たな取組みについて、考察しました。
《記事の引用》※部分的に、筆者が編集
札幌市のゴミ袋と言えばこの黄色い指定の有料ゴミ袋です。
2025年2月から新たなデザインの袋が登場します。

記者:
「このシマエナガのデザインが書かれたゴミ袋ですが、今後レジ袋としても販売されます。」

学生がデザインしたこの新しいゴミ袋は、2月1日からスーパーで販売されます。
1枚単位での販売で、レジ袋の代わりとして使ってもらうことで、プラスチックごみの削減につながるということです。

札幌市環境事業部課長:
「今までのゴミ袋のなかに食品とか入れる抵抗感ある人もいるので、そういった意味でデザイン大幅にかえている」

札幌市内の協力店舗で計17万枚が販売され、価格はこれまでと変わらず1枚あたり10リットル20円20リットル40円で販売されます。
(記事の引用、ここまで)

《筆者の考察》
◆札幌市の新たなゴミ袋の導入:メリット・デメリットと今後の展開
2025年2月から、札幌市の指定ゴミ袋が新たなデザインに変更され、レジ袋としても販売 されることになりました。
これにより、ゴミ袋の利便性を高めるだけでなく、プラスチックごみの削減を図る狙いがあります。
以下に、この取り組みの メリットとデメリット を整理し、今後予想される展開 について考察します。

1. 札幌市の新ゴミ袋のメリット
1)レジ袋の代用として、プラスチックごみ削減に貢献
札幌市はこれまで、家庭ごみの処理を有料の指定ゴミ袋制度で運用してきました。
しかし、これまでのデザインでは、買い物袋としての使用に適さず、結局 スーパーのレジ袋や他の袋が併用される ことが多かったのが実情です。

今回、新たなデザインを導入することで レジ袋の代用 としての使用が促進され、結果的に 使い捨てプラスチックの削減 に貢献できます。
これは、プラスチックごみの削減を目指す全国的な動きとも合致 しており、他自治体にも影響を与える可能性があります。

2)デザインの改善による心理的抵抗の軽減
従来のゴミ袋は、いかにも「ゴミ袋」といった無機質なデザインでした。そのため、これを買い物袋として使うことに 抵抗感を持つ人が多かった ことが課題でした。

今回の新デザインでは、市民に親しまれているシマエナガを採用し、デザインを一新することで、ゴミ袋としての用途だけでなく 日常のレジ袋としても使いやすくなる ことが期待されます。
このように、心理的なハードルを下げる ことで、使用率の向上を狙った取り組みは評価できます。

3)学生のデザインを採用することで、市民の意識向上
今回のゴミ袋のデザインは 学生が制作 したものです。
これにより、若い世代を含む 市民が環境問題に関心を持つきっかけ となる可能性があります。
また、デザインを市民に開かれた形で決定することで、行政主導の施策ではなく、市民参加型の施策としての意義も強調されます。

4)価格は据え置きで、市民の負担が増えない
新デザインになったものの、ゴミ袋の価格は 10リットル袋が20円、20リットル袋が40円と変更なし となっています。
これにより、市民にとっては 価格負担の増加なく、新たな利便性を享受 できる点がメリットとなります。

2. 札幌市の新ゴミ袋のデメリット
1)レジ袋としての使用率がどこまで伸びるか不透明
新デザインによりレジ袋としての使用が想定されているものの、実際に市民がどれほどの割合でレジ袋代わりに活用するかは未知数です。

特に、ゴミ袋自体が 厚手でかさばる可能性 もあり、一般的なレジ袋に比べて 持ち運びやすさが劣る 点が課題となるかもしれません。
また、価格も 1枚あたり20円〜40円 と、通常のレジ袋に比べて やや割高 に感じる市民もいると考えられます。

2)供給量の限定と継続性の課題
初回の販売は 17万枚限定 となっており、供給量に限りがあります。もしこの取り組みが好評だった場合、今後 安定的に供給できるのか が課題となります。

また、デザイン変更により生産コストが上昇する可能性もあり、今後 財政的な負担や、製造業者の対応 などの問題が浮上する可能性があります。

3)環境負荷の軽減効果がどの程度あるのか
この新たなゴミ袋が本当に プラスチックごみ削減に貢献するかどうか は、使用率や市民の反応次第です。
仮に レジ袋としての利用が進まなければ、単にゴミ袋のデザインが変わっただけで終わるリスクもあります。
また、これが新たなごみの発生源になってしまえば、本来の環境負荷削減の目的が果たされない可能性もあります。

3. 今後予想される展開
1)他自治体への波及
札幌市の取り組みが成功すれば、他の自治体でも同様の取り組みが進む可能性 があります。
特に、指定ゴミ袋制度を導入している自治体では、ゴミ袋のデザイン変更やレジ袋としての活用を検討する動きが出てくるでしょう。

2)市民の利用動向を踏まえた制度の見直し
初期段階では 市民の反応が予測しづらい ため、実際の使用データを収集し、今後の施策を調整する必要があります。
具体的には:
・利用率が低い場合 
→デザインの変更や価格の引き下げ、販売場所の拡大などの追加策が求められる。
・供給量が不足した場合
→生産体制の強化や、さらなる販路拡大の検討が必要になる。

3)さらなる環境施策との連携
このゴミ袋の導入が成功すれば、今後 札幌市がさらなる環境施策を推進する契機 となる可能性があります。例えば:
・再生プラスチックの活用を増やす
・市民向けの環境意識啓発キャンペーン
・より低コストでエコなゴミ袋の開発
こうした施策と連携することで、環境意識の向上につなげることができるでしょう。

4. 結論
札幌市の新たなゴミ袋導入は、レジ袋の代用によるプラスチックごみ削減 や デザインの改善による心理的ハードルの低減 など、いくつかのメリットが期待されます。
一方で、実際の使用率や供給体制の継続性 など、課題も残ります。

今後の成否は、市民の利用動向を見極めながら、必要に応じた施策の調整を行えるか にかかっています。
札幌市の試みが成功すれば、全国的な取り組みへと発展する可能性もあり、引き続きその動向が注目されます。


 

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