2024年12月24日付の日テレNEWSが、
『被害住人「首絞められ死ぬかと」 相次ぐ強盗事件…年末の犯罪注意 家に書かれた“謎の記号”確認を』
という見出しの記事を報じていました。
ここのところ、頻繁にニュースになる強盗事件。
昔ながらの日本家屋の戸建て住宅は、防犯面に関しては、無防備です。
特に田舎では、一昔前なら、見知らぬ人が歩いていれば、集落として「知らない人がうろついている」と警戒していました。
しかし、現代社会は、人間関係が希薄で、集落による集団防犯は薄れています。
また、日本家屋は、陽の光を室内に入れるため、窓ガラスが大きく、窓ガラスを破壊すれば、容易に室内に侵入できます。
平均寿命を考えると、私は、あと30年ぐらいは、生活するので、防犯面や防災面、生活の利便性などを総合的に考えると、「どのような家屋で、どこで生活するのが良いのか」を考えてしまいます。
以下にこの日テレNEWSの記事を要約し、防犯対策について考察しました。
《記事の要約》
<千葉で強盗致傷事件が相次ぐ 住民が語る緊迫の瞬間>
千葉県内で2024年12月22日未明、民家を狙った強盗致傷事件が2件相次ぎ発生しました。
被害に遭った住民の証言や防犯専門家の指摘から、改めて防犯対策の重要性が浮き彫りとなっています。
◆柏市の事件:犯人と鉢合わせた住民の証言
最初の事件は12月22日午前2時半ごろ、柏市で発生しました。
1階にいた住人の男性が物音に気づき、2階に向かうと階段の踊り場で覆面姿の男と遭遇。男性は「いきなり飛びかかられて殴られ、首を絞められた」と証言しました。
男性は隙を見て2階の窓から脱出し、通報したものの、犯人は現在も逃走中です。
犯人は身長160~165cm、がっちりした体形で、上下黒の服装に黒い覆面姿だったとされています。この事件では被害品はなかったものの、住民は強盗の恐怖に直面しました。
◆旭市の事件:窓から侵入した男が男性を刺傷
その約3時間後、60キロ離れた旭市でも強盗致傷事件が発生。
窓ガラスを割って侵入した男が物色中に住人の男性(69)と鉢合わせし、背中を刺しました。犯人は身長180cmほどのがっちり体形で、茶髪に上下黒色の服装という特徴です。
警察は、両事件が関連している可能性を視野に捜査を進めています。
また、闇バイトによる犯行の可能性も指摘されており、年末年始の防犯意識向上が求められています。
◆「謎のマーキング」に注意を!
近年、空き巣犯が下見時に家の特徴を示す「謎のマーキング」を残す手法がSNS上でも話題になっています。
表札やガスメーターに「6M」といった記号が残されるケースもあり、「6時ごろ外出」「男性の住居」などを意味する可能性があるといいます。
防犯アナリストの桜井礼子氏は、「自宅周辺を定期的にチェックし、マーキングを発見した場合は写真を撮り警察に相談することが重要」と指摘。
家を留守にする際は、窓や玄関の鍵を確実に施錠するだけでなく、「家に人がいる」ような演出が防犯効果を高めるといいます。
具体的には、「通りに面した窓は雨戸を閉めない」「ガレージに自転車を置く」など、留守を悟られにくい工夫が効果的です。
(記事の要約、ここまで)
《筆者の考察》(相次ぐ強盗事件に学ぶ、防犯対策のポイント)
<強盗事件の背景と現状>
千葉県で発生した強盗致傷事件は、闇バイトによる犯罪の可能性が指摘されています。
闇バイトはSNSやインターネット上で勧誘され、短期的な報酬を求める若者が実行犯として利用されるケースが増加しています。
特に年末年始は防犯意識が緩みやすく、犯罪が発生しやすい時期でもあります。
<私たちが取組むべき防犯対策>
1)鍵の管理と施錠の徹底
窓やドアをきちんと施錠することが基本です。特にガラス窓には補助錠を設置し、割られにくい防犯ガラスの導入を検討するのも効果的です。
玄関ドアにはピッキング対策の鍵を使い、郵便受けや勝手口の鍵も忘れずに施錠しましょう。
2)不審なマーキングへの警戒
犯罪者は「謎のマーキング」やシールを使って、家の状況を仲間に伝えることがあります。
表札、ガスメーター、水道メーター、玄関付近などを定期的にチェックし、不審な印や記号が見つかった場合は速やかに警察へ報告しましょう。
3)家に人がいるように見せる工夫
長期間家を空ける場合は、家が無人であることを悟られないよう工夫することが重要です。
例えば、雨戸をすべて閉めずに一部開けておく、室内灯をタイマーで点灯させる、郵便物をためないようポストを管理するなどが効果的です。
4)防犯設備の導入
監視カメラやセンサーライト、防犯ブザーなどの設置は犯罪抑止効果があります。
特に、カメラの存在を犯人に見せることで、侵入をためらわせることができます。
5)近隣住民との連携
ご近所同士で互いに見守り合う意識を持つことも重要です。
不審な人物を見かけた場合には声を掛け合ったり、警察に相談したりすることで犯罪を未然に防ぐ可能性が高まります。
6)情報収集と教育
SNSやニュースを通じて最新の犯罪手口を知り、自身の防犯対策を見直しましょう。
また、家族や同居人にも防犯意識を共有し、緊急時の対応方法を話し合っておくことが大切です。
<まとめ>
犯罪は予期せぬタイミングで発生しますが、日頃からの防犯意識がトラブルを未然に防ぐ大きな助けとなります。
自宅や周辺環境をしっかり見直し、防犯設備を整えるだけでなく、近隣住民と連携して安全な地域づくりに取り組むことが求められます。
防犯対策を怠らず、安心して暮らせる環境を自ら作り出していきましょう。
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