一般的に、多くの人が、「ストレスが少ない、幸せな人生を過ごしたい」と考えるでしょう。
ちなみに、「ストレス」の要素として大きいのは、「人間関係である」と言われています。
つまり、一般論ですが、殆どの人は、「人に好かれ、ストレスを減らしたい」と考えているのです。
そこで、人に好かれる方法論として、有名な法則を以下の5つ紹介したいと思います。
1)自発的特徴変換
2)フランクリン効果
3)単純接触効果
4)返報性の法則
5)類似性の法則
多くの人は、一度は聞いたり、学んだことがあると思いますが、あらためて、整理して、相手にどのような効果があるのか、また具体的な事例を挙げてみたいと思います。
1. 自発的特徴変換
この法則は、他人に対して好意的な態度を示すことで、その人もまた自分に対して好意的になるというものです。つまり、他人を好きになることで、相手も自分を好きになる可能性が高まります。
《事例》
ある新入社員が、職場の先輩に対して常に敬意を表し、その成果を認め、尊敬の意を示すように心掛けた結果、先輩も自然とその新入社員を気にかけるようになり、仕事上でのアドバイスやサポートを惜しまなくなった。
2. フランクリン効果
ベンジャミン・フランクリンにちなんだこの効果は、人から何かを借りたり、助けを求めたりすることで、その人から好意を得ることができるという原則です。
《事例》
よく本を読む人が、あまり話したことのない同僚に興味深い本を借りてみた。その後、その同僚が自分に話しかけてくる機会が増え、本の話題を中心に親密な関係が築かれた。
3. 単純接触効果
この法則は、単に何度も接触することで、相手に対する好意が高まるというものです。親しみや好感度は、接触の回数が増えることで自然と高まります。
《事例》
新しいクラスに入った学生が、最初は誰とも話さなかったが、毎日のように同じ時間にバス停で待つうちに、他の学生と自然と話すようになり、友達ができた。
4. 返報性の法則
人は、他人から受けた好意やサービスに対して、何らかの形で返そうとする傾向があります。これを返報性の法則といいます。
《事例》
職場で誰かが誕生日に小さなプレゼントを配ったところ、後日、受け取った人たちが自分の誕生日や特別な日にお返しをしてくれた。
5. 類似性の法則
人は、自分と似た価値観、興味、背景を持つ人に惹かれる傾向があります。類似性が高いほど、相手に対する好意が高まることが多いです。
《事例》
登山が趣味の人が、SNSで同じ趣味を持つグループに参加したところ、共通の興味を持つ人々とすぐに打ち解けることができ、実際に一緒に登山に行く仲間ができた。
これらの法則を理解し、適切に活用することで、人間関係の改善や深化に役立てることが可能です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ893号より)
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