2024年8月15日付の読売新聞が、

『大阪市など24万軒停電、原因は地中送電線の不具合…関西電力送配電「ご迷惑をおかけした」』

という見出しの記事を報じていました。

以下にこの記事を引用し、考察しました。

 

《読売新聞の記事の引用》※筆者が一部編集

2024年8月15日午前4時頃、大阪市と大阪府守口市で、大規模な停電が発生した。

最大約24万4600軒に上り、午前7時45分頃に復旧したが、京阪電鉄やJRで運休するなどの影響が出た。

 

停電が起きたのは、大阪市北区や中央区、城東区などの9区と守口市の一部。

関西電力送配電は、大阪市内に埋設している地中送電線に不具合が発生したのが原因と推定した上で、その経緯をさらに調査している。

関西電力は「多くの皆様にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」とコメントした。

 

京阪電鉄では、京阪本線の淀屋橋―京橋駅間と中之島線全線で運転を一時見合わせた。

上下84本が最大95分遅れ、約3万人に影響した。

JR西日本でも、大阪環状線や東西線などの一部で運休や遅れが発生し、約2万5000人に影響した。

 

大阪府警によると、少なくとも140基の信号機が停止し、警察官が手信号で交通誘導した。停電による事故や渋滞はなかったという。

(記事の引用、ここまで)

 

《筆者の考察》

〈停電の原因〉

記事によれば、関西電力では、この停電の原因は大阪市内に埋設された地中送電線の不具合であると推定されています。

 

〈停電の影響〉

この停電によって、地域の交通網にも大きな影響が出ました。

京阪電鉄の京阪本線および中之島線では運転を一時見合わせ、上下合わせて84本が最大95分遅れ、約3万人の利用者に影響が出ました。

また、JR西日本では大阪環状線や東西線など一部区間で運休や遅延が発生し、約2万5000人が影響を受けました。

大阪府警によると、140基の信号機が停止し、警察官が手信号で交通誘導を行ったものの、幸いなことに停電による事故や渋滞は発生していません。

 

〈再発防止策〉

関西電力は、この停電に対して多くの市民に迷惑をかけたことを謝罪し、さらに詳細な調査を進めています。

再発防止に向けては、以下のような対策が考えられます:

 

1)地中送電線の定期的な点検とメンテナンスの強化:

特に都市部で多用される地中送電線は、定期的な点検と必要に応じたメンテナンスが不可欠です。

送電線の老朽化や破損が未然に防げるよう、点検周期を短縮し、高度な技術を用いた検査を行う必要があります。

 

2)早期警告システムの導入:

送電線の状態をリアルタイムで監視し、異常が発生した際にはすぐに警告を発するシステムを導入します。

これにより、事故の拡大を防ぎ、迅速な対応が可能になります。

 

3)バックアップシステムの整備:

万が一の停電時に備え、非常用電源や他の電源から供給を受けるためのバックアップシステムを整備します。

これにより、重要施設や交通網など、停電の影響が大きい部分を優先的に保護することが可能です。

 

4)市民への情報提供と教育:

停電時の正しい行動や非常時の連絡先など、市民への情報提供を強化します。また、非常時の避難訓練などを通じて、市民自身が対応できる能力を高めることも重要です。

 

関西電力は今後、これらの対策を講じることで、再発防止を図り、市民の安全と信頼を確保することが求められています。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ920号より)

 

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