「5月31日」は「世界禁煙デー」です。
先日訪問した工場では、工場内に設置された2箇所の喫煙スペースに、ポスターが貼ってあり、「5月31日は終日禁煙です」と書かれていました。
2024年4月15日付のKSB瀬戸内放送のニュースでは、香川県庁舎では、2024年度より、「毎月22日」(22→スワンスワン(吸わん吸わん))を終日禁煙とするそうです。
《以下、瀬戸内放送の報道の要約》
香川県は、受動喫煙防止と職員の健康増進を目的に、2024年度から毎月22日を終日禁煙日と定めました。
これは、従来の「世界禁煙デー」(5月31日)の取り組みを拡大する形で導入されるものです。毎月22日は「スワンスワン(吸わん吸わん)」として、禁煙の日に指定され、数字の「2」を白鳥の形に見立てたユニークなキャンペーンが展開されます。
この日には、香川県庁をはじめ、県の出先機関、県警施設、高松市、坂出市など3市2町の役所が参加し、敷地内の喫煙場所の灰皿を撤去するか、ふたをして使用不可能にします。さらに、「禁煙の日」を周知するためのポスターも掲示されます。これにより、香川県は受動喫煙対策と公共施設での健康増進を積極的に推進しています。
(ニュース記事の要約、ここまで)
たばこを吸わない私にとって、現代の生活様式は、大変ありがたいです。
政策的に大きかったのは、「望まない受動喫煙の防止を目的」とする「健康増進法」(改正)が2018年7月に成立したことです。
この改正法により、学校・病院などは、2019年7月1日から原則敷地内禁煙になり、飲食店や職場などは、2020年4月1日から、原則屋内禁煙が義務づけられました。
個人的には、「食事中にたばこ臭がしなくなったこと」が一番ありがたいです。
そういえば、昔は、JR(当時は国鉄)の普通列車で、たばこが吸えたよなぁ、と思って調べたら、以下の「禁煙化の歴史」でした。
1976年: 新幹線「こだま」16号車に初の禁煙車が導入。
1987年: 国鉄分割民営化後、山手線の原宿駅・目白駅で終日禁煙が開始。
1990年代:特急・急行列車の50~70%が禁煙化され、JR西日本岡山・広島支社管内の普通列車が全面禁煙化。
1997年:3月にJR東日本が車内全面禁煙化。
1998年:10月にJR東海およびJR四国が、車内全面禁煙化。
1999年:3月にJR九州が、車内全面禁煙化。
2006年:3月にJR北海道管内において車内全面禁煙化。
2009年: JR東日本、JR東海、JR西日本が駅構内の禁煙化を強化し、在来線の全てを禁煙化。
2012年: JR九州が福岡と北九州都市圏の在来線駅構内を禁煙化。
2014年: JR北海道が札幌圏の駅構内を全面禁煙化。
2024年: JR東海、JR西日本、JR九州が新幹線車内の喫煙ルームをすべて廃止。
JR東日本の「車内全面禁煙化」は、1997年だそうなので、今から27年前。
もっと前に車内全面禁煙化がされていた気がしましたが、「禁煙車と喫煙車」があった時代は、禁煙車両に積極的に乗車していたので、そう感じるのかもしれません。
1990年代は、確か、男性の喫煙率は7~8割だったはずですが、国立がん研究センターのデータによれば、喫煙率は、2019年で、「男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%」だそうなので、「時代は変わったよな」と実感します。
ただ、健康増進法や働き方改革の目的は、日本で暮らす人が心身ともに健康で暮らすためです。
しかし、一説によると、日本の肺がん患者の数は、現状、特に減ってはいないようです。
個人的には、職場、飲食店、公共交通機関では、事実上「たばこを吸えない時代」なので、生活しやすく、元々の「禁煙化目的」に対する「不都合な真実」は、スルーしておこうと思います(笑)。
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