2024年4月14日付の共同通信社が、

『公立化不可で銚子市から撤退も 加計学園、千葉科学大巡り』

と言う見出しの記事を報じていました。

以下に、この記事を要約し、「千葉科学大」の今後について考察しました。

 

《記事の要約》

 

千葉県銚子市に位置する千葉科学大学の公立化問題が、地元および学校法人加計学園の間で注目されています。この大学は加計学園が運営しており、2024年4月14日に銚子市で開かれた検討委員会の初会合では、公立化の是非が議論されました。会合では、加計学園から「公立化が実現しなければ2025年度から新規学生の募集を停止する可能性がある」との強い姿勢が示されました。検討委員会は市教育委員会や外部の有識者で構成され、市民約120人が傍聴する中で進められています。
(要約ここまで)

 

《千葉科学大学の今後の方向性》

この公立化の提案は、加計学園が他の大学の獣医学部新設の際に「定員割れ解消」を求められている事情も背景にあります。
一方で、千葉科学大学は薬学部や看護学部などを含む多様な学部を有しており、これまでにも経営困難を訴えてきました。
公立化による自治体の支援を望む加計学園の動きは、地元では反発もあります。
特に、銚子市のような小規模都市が公立大学を支えることは財政的に重荷となる可能性が指摘されています。

 

また、他地域での公立大学化の事例を見ると、学生募集の成功例(例:名桜大学、高知工科大学、福地山公立大、諏訪東京理科大、山口東京理科大、周南公立大など)もありますが、千葉科学大の場合、地理的な不利や首都圏との競合が懸念されます。
市民の中には、教育よりも市立病院など直接的に生活に関わる施設への投資を望む声も強いです。
さらに、加計学園の一方的な負担転嫁の姿勢には批判も多く、地元の利益を考慮した持続可能な解決策が求められています。
これらの課題を踏まえ、次回の検討委員会では具体的な結論が期待されており、公立化の是非とともに、学園と地域社会との良好な関係構築が望まれます。
 

 

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