個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「警備業」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

警備業のサービスや取り組みにおいてもISO9001の品質マネジメントシステムの要求事項を適用可能です。

 

1)専門的な警備トレーニングプログラムの設計

警備員が遭遇する可能性のあるさまざまなシナリオに対処できるよう、特別なトレーニングプログラムを設計・開発します。

 

2)緊急時の迅速な対応システムの開発

緊急時に警備員が迅速に対応できる通信システムとプロトコルを設定します。

 

3)高品質のセキュリティ装置の選定

最先端のセキュリティ装置を選定し、設計段階での要求事項を満たすよう努めます。

 

4)カスタマイズ可能なセキュリティプランの提供

クライアントのニーズに応じてカスタマイズ可能なセキュリティプランを設計・開発します。

 

5)デジタルサーベイランスシステムの設計

高度なデジタルサーベイランスシステムを設計し、常に監視と安全保障を提供します。

 

6)資格認証プログラムの開発

警備員の技術と能力を認証するための資格認証プログラムを開発します。

 

7)リモートモニタリングサービスの設計

遠隔地からの安全なモニタリングを可能にするサービスを設計します。

 

8)報告とドキュメンテーションシステムの開発

警備活動の透明性を保証するための報告とドキュメンテーションシステムを開発します。

 

9)物理的セキュリティアセスメントサービスの設計

クライアントの施設の現状評価を行うサービスを設計します。

 

10)バックグラウンド検査サービスの設計

警備員の採用前に行う徹底したバックグラウンド検査サービスを設計します。

 

11)スマートホームセキュリティシステムの設計

ホームオーナー向けに高品質のスマートホームセキュリティシステムを設計します。

 

12)災害対応プログラムの設計

災害時に迅速かつ効果的に対応できるプログラムを設計します。

 

13)セキュリティアウェアネストレーニングの開発

企業の従業員向けにセキュリティアウェアネストレーニングプログラムを開発します。

 

14)情報セキュリティポリシーの策定

企業の情報資産を保護するための情報セキュリティポリシーを策定します。

 

15)顧客満足度調査の実施

サービスの品質向上のために顧客満足度調査を行い、フィードバックを収集します。

 

これらのプロジェクトと取り組みは、警備業界においてISO9001の品質管理システムを採用することで、高品質かつ安全なサービスを提供する基盤を築くことが可能となります。

 

以上が「警備業」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ872号より)


 

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