2024年3月14日付の朝日新聞デジタルが、
「創業者死去で全店が異例の臨時休業 静岡の人気チェーン「さわやか」」
という見出しの記事を掲載していました。
以下に、この記事を要約し、「さわやか」の「こだわり」や「人気の秘密」などを考察します。
《記事の要約》
"げんこつハンバーグ"で知られる静岡県のハンバーグチェーン「炭焼きレストランさわやか」が、創業者の富田重之さんが老衰で亡くなったため、2024年3月14日に全店で異例の一斉臨時休業を実施した。
富田さんは1977年に静岡県菊川町に1号店を開店し、県内に34店舗を展開。
独特のサービススタイルと県外に出店しない方針で人気を博し、地元出身の著名人にも愛されてきた。
創業時から続く店員による目の前での調理スタイルや、週末には数時間待つこともあるほどの人気を誇っている。
富田さんは、食べることへの愛と顧客からのフィードバックを受け、ハンバーグに特化したメニューを確立。
この一日限りの休業は、富田さんへの弔意表明として運営会社が決定したもので、3月15日からは通常営業を再開する。
《さわやかのこだわり》
さわやかのHPには、「さわやかのこだわり」として「4つの安全・安心」が掲げられています。(以下、HPより引用編集)
1)牛肉100%ブロック肉使用:
さわやかでは、ハンバーグに100%牛肉のみを使用し、鶏肉や豚肉など微生物リスクのある肉は使用していません。また、全てブロック肉を使用しており、大腸菌など病原体の付着リスクが高い内臓や端材は使用していません。
2)産地・牧場・加工場指定:
使用される牛肉は、オーストラリアの指定牧場で安全な穀物を与えて育てられたものです。この肉はHACCP認定工場で処理され、内臓由来の微生物が付着しないように細心の注意が払われています。
3)原料肉の表面殺菌:
原料肉は、専用の殺菌機で表面を殺菌し、表面温度を110℃~120℃にすることで、微生物を完全に殺菌します。
4)微生物防止の包装・低温保管・流通:
完成したハンバーグは、微生物の付着や増殖を防ぐために個別包装され、製造から店舗到着まで低温(製造時10℃、保管時5℃以下、流通時店舗到着品温10℃以下)で管理されます。
《人気の秘密》
1)品質へのこだわり:
さわやかのハンバーグは、牛肉100%のブロック肉を使用し、厳選された産地から調達していることで、安全性と品質の高さを保証しています。
2)ユニークな提供スタイル:
店内での調理ショーは、ハンバーグが目の前で仕上げられる体験を提供し、顧客の楽しさと満足度を高めています。
3)地域密着と限定性:
静岡県内にのみ店舗を構えることで、地元に根差したビジネスを展開し、県外からの訪問者にも特別な魅力として受け止められています。
4)口コミとメディアの紹介:
県出身の著名人やテレビ番組に取り上げられることで、その知名度はさらに上がり、人々の訪問意欲を刺激しています。
これらの要素が組み合わさることで、「さわやか」は独特の魅力と安全・安心を兼ね備えた人気店となったのです。
※げんこつハンバーグ
個人的な話しですが、3月10日に、「さわやか静岡池田店」に訪問しました。
お昼時でしたが、受付すると約120分待ち。
「16時頃が穴場」と駐車場の警備員のおじさまに聞き、15時半過ぎに受付すると約40分待ちでした。
さわやかは、創業から50年近いですが、私の印象だと、全国的に人気が出たのは、この20年ぐらいではないかと思います。
以前の報道では、「静岡県外の出店も検討中」という話しでしたが、このまま「静岡県内」にこだわって、営業を継続して欲しいな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ898号より)
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