2024年2月24日付の千葉日報が、

「山崎製パン工場でアルバイトの女性死亡 作業中ベルトコンベヤーに巻き込まれたか 千葉市美浜区」

と言う見出しの記事を報じていました。

以下にこの記事を引用します。

 

《記事の引用》※個人名は省略

2月24日午前10時20分ごろ、千葉市美浜区新港の山崎製パン千葉工場で「女性がコンベアに胸部を挟まれて、意識がない」と119番通報があった。

千葉市若葉区桜木2、アルバイトの女性(61)が搬送先の病院で死亡が確認された。

 千葉西署によると、このアルバイト女性は、菓子類の製造中にベルトコンベヤーなどに巻き込まれた。同署が詳しい事故の原因を調べている。

(引用、ここまで)

 

Twitterやヤフコメでは、この山崎製パン千葉工場や他の山崎製パン工場での勤務経験がある人がコメントしていました。

約20~30件の関連投稿やコメントを読みましたが、そこから言えること(傾向)は、主に以下のとおりです。

 

《この記事に関する関連投稿やコメントの傾向》

1)働く環境の厳しさ:
多くのコメントは、特にアルバイトや新人に対する厳しい、またはサポートが不足している労働環境を指摘しています。教育や安全対策が不十分で、作業の負荷が高いと感じている声が多くあります。

 

2)安全対策の不足:
複数のコメントが安全対策や事故防止措置の不足を懸念しています。特に機械や設備の取り扱いにおいて、安全教育が不足しているか、実際の危険状況に対する適切な対処法が伝えられていないという意見が見られます。

 

3)人間関係の問題:
一部のコメントは、職場の人間関係、特に上司や同僚との関係が問題を引き起こしていると指摘しています。罵倒や差別的な扱いがあると述べている人もいます。

 

4)企業文化と経営姿勢:
いくつかのコメントは、企業文化や経営陣の姿勢が従業員の安全や福祉を軽視しているとの印象を与えます。特に、利益追求が従業員の安全より優先されていると感じる声があります。

 

5)改善の必要性:
事故発生に至った現状の業務や安全管理体制について、見直しや改善が必要であるという意見があります。特に、労働環境や安全対策の向上が求められています。

 

《事故原因の背景》(投稿やコメントから筆者が推測)

投稿やコメントから読み取れる事故原因の背景には、以下の要素が考えられます:

 

1)安全教育の不足:
従業員に対する適切な安全教育やトレーニングが不足している可能性があります。特に緊急時の対応や機械の安全な操作方法についての知識が不足していると考えられます。

 

2)労働環境の問題:
労働環境が過酷であること、または作業負荷が高いことが、注意力の散漫や疲労につながり、事故を引き起こす原因になっている可能性があります。

 

3)コミュニケーションの不足:
従業員と管理職の間のコミュニケーション不足が、安全対策の不備や問題点の未解決に繋がっている可能性があります。

 

4)企業文化:
安全よりも生産性や効率を優先する企業文化が、安全管理の軽視につながっているかもしれません。

 

5)設備の老朽化とメンテナンス不足:
設備の老朽化や適切なメンテナンスの欠如が、事故のリスクを高めている可能性があります。

 

個人的には、この山崎製パン千葉工場でのアルバイト経験や訪問経験はありませんが、近隣の工場には、仕事で何度か訪問しているので、この報道があったときに、「あの工場か」と場所がイメージできました。

近くを深夜にジョギングしたことがありますが、深夜勤務の方もいて、外からは「眠らない工場」というイメージです。

経験者や関係者のコメントで多く、驚いたのは、労働環境です。

日本のパンメーカーとしては、圧倒的業界ナンバーワンの事業規模の会社ですが、設備が古く、安全教育が弱いイメージです。

数々の外部監査が入っているはずなので、管理システムはもちろん、背景にどんな問題が内在していたのか、しっかりと、究明して欲しいと思います。

 

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