昭和の価値観と価値観の変化に対応するための日常の行動様式を考察してみました。

《代表的な昭和の価値観の事例》

a. 終身雇用
昭和時代の日本では、一度入社した会社で定年まで働き続けることが一般的で、安定と忠誠が重んじられていました。


b. 男性の仕事と女性の家庭
男性が外で働き、女性が家庭を守るという性別役割分担が社会の基本とされていました。


c. 集団主義
個人よりも集団の和を大切にし、企業や学校などの集団内での協調性が強調されていました。


d. 勤勉と忍耐
勤勉を美徳とし、仕事においても長時間労働を当たり前として耐え忍ぶ姿勢が評価されていました。


e. 伝統と慣習の尊重
昔ながらの習慣や形式を守ることが良しとされ、新しい文化や異文化の受容が比較的控えめでした。

 

《令和の時代には、通用しない仕事上の昭和の価値観》

a. 働き盛りの定義
昭和時代には、年功序列や年齢に基づく役職昇進が一般的でしたが、令和時代には能力や実績が重視される傾向にあります。


b. 長時間労働の美徳
労働生産性の向上やワークライフバランスの意識が高まり、長時間労働は効率の悪さの指標とされることがあります。


c. 上下関係の厳格性
フラットな組織文化やオープンなコミュニケーションが求められ、威厳に基づく指導よりも対話が重視されています。


d. デジタル化への適応
テクノロジーの進化に伴い、アナログ作業からデジタルワークへの移行が進んでおり、新しいスキルの習得が求められます。


e. ダイバーシティの受容
多様なバックグラウンドを持つ人材の採用が進み、多様性を活かしたチームワークが重要視されています。

 

《変化する価値観にアジャストするための日常の行動》

a. 自己啓発
絶えず新しいスキルを学習し、自己のキャリア開発に投資することが重要です。


b. コミュニケーションスキルの向上
チーム内のオープンな対話や他部署との協働を効果的に行うためのコミュニケーション能力を高めることが必要です。


c. ワークライフバランスの追求
仕事と私生活のバランスを取り、ストレス管理や健康維持に努めること。


d. ダイバーシティへの理解
異文化や多様な価値観への理解を深め、インクルージョンを実践すること。


e. 柔軟性のある働き方
リモートワークやフレキシブルな勤務時間など、変化に適応する柔軟な働き方を受け入れること。

 

若い頃に「自分が中年世代になったら“今の若いもんは・・・”という言い方は絶対にしないぞ」と心に誓っていました。
個人的には、価値観は、対立構造になるものではなく、違う価値観も理解するべきものと考えますが、時代とともに変わりゆくものであることも理解すべきですし、それを受入れるべき、と今もそう思っています。
月並みですが、柔らか頭で、変化をしっかりと感じ取る感覚は、持ち続けたいものだと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ880号より)


 

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