2024年2月2日付の「All About」が、
『脳は自分好みに視覚情報を補正する!? 「マスクで美人に見える」意外なワケ』

という見出しの記事を報じていました。

この記事を以下に要約しました。

 

《記事の要約》

マスクをつけることで人が一般的に「美人」や「イケメン」と見える現象について、脳科学の観点から解説されたAll Aboutの記事では、この現象の背後にある視覚と脳の仕組みに焦点を当てています。
脳は外からの視覚情報を解釈し、見えない部分を自らの好みで補正するため、マスクをした顔は実際よりも魅力的に見えることがあります。
この記事では、特に新型コロナウイルスの流行期によく言われる「マスク美人」や「マスク詐欺」という現象について、なぜマスクをすると人々が一般に美しく見えるのか、またその逆が少ない理由を探ります。

 

人が物を「見る」という行為は、実際には脳で行われます。
目は外界からの光情報を受け取る器官であり、この情報が脳に伝わった時に初めて「見えた」と認識されるのです。
このプロセスでは、一次視覚野からさらに情報が伝えられ、補足的な情報と合わせて解釈された結果が、私たちが「見た」と感じる情報になります。
つまり、私たちの「見る」という経験は、必ずしも現実の通りではなく、脳の解釈に大きく依存しています。

 

マスクが顔の一部を隠すことで、人々は他者の顔を認識する際に重要な「目・鼻・口の配置」を完全には捉えられず、脳は見えない部分を自分の好みに沿って補正します。
その結果、マスクをしている人々が一様に魅力的に見えることがあり、マスクを外した際に「別人のようだ」と感じることがあるのです。この現象は、脳が安心を求め、見えない部分に好ましいものがあると期待するために起こります。

 

筆者は、コロナ禍でマスクを通じて人々がどのように他者を見ているか、そしてマスクが人々の顔の印象をどのように変えるかについて、脳科学的な視点から興味深い洞察を提供しています。この理解を深めることは、私たちが日常生活でどのように他者との印象を形成しているかについて、新たな視点をもたらします。

(要約、ここまで)

 

つまり、人間は、自分の好みに沿って、見えない部分を補正するから「マスク美人」になるようです。

「スキー場マジック」もこの「マスク美人」と似たような効果なのかもしれません。

ゴーグルやサングラス、ニット帽などで、顔の見えない部分が多いので、都合のよいように補正しているのかもしれません。

 

コロナ禍に仕事で知り合った人と、その後、3~4回、一緒に仕事をして、コロナ禍明けにマスクを外したお顔をまじまじと見たら、イメージと相当違った方が、私の経験でも、何人も居ます。

おそらく、相手も、「えっ、イメージと少し違った」と思っているのかもしれませんが。

 

話題は少し逸れますが、若い頃は、会社の役職者や業務経験の長い方を「凄い方」と思って最初は接するケースが多いです。

したがって、「ぽつりと言ったひとこと」の真意が分からなくても「自分の中で都合よく不明な部分を補正」して、「さすが、人生経験の長いベテランの言うことは違うな」と勝手に美化して理解していたことがありました。

仕事の経験を重ね、何年後かに、「実はあのひとことは、そんなに意味のあるものではなかった」と理解できるのですが、相手を「凄い方」とリスペクトしていれば、不明な部分は、勝手によい方向に補正しているのかもしれません。

 

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