個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「データベース業」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

「データベース業」における「製品及びサービスの設計・開発」の10個の事例を以下に示します。

 

◆カスタムデータベースソリューションの設計と開発:

顧客の要件に基づいてデータベースソリューションをカスタムデザイン・開発します。これには、データベース構造、データ入力・抽出機能、インターフェース設計などが含まれます。

 

◆データ管理ツールの設計と開発:

データの一元管理、検索、分析を容易にするための専用ツールを設計・開発します。

 

◆データセキュリティソリューションの設計と開発:

データの保護とセキュリティを向上させるためのソリューションを設計・開発します。これには、暗号化技術、アクセス制御システム、バックアップソリューションなどが含まれます。

 

◆データマイグレーションサービスの設計と開発:

既存のデータを新しいデータベースに移行するためのサービスを設計・開発します。これには、データのマッピング、クリーニング、検証手順などが含まれます。

 

◆データバックアップとリカバリーサービスの設計と開発:

データ損失を防ぐためのバックアップ戦略と、データ復旧手順を設計・開発します。

 

◆データベースのパフォーマンスチューニングサービスの設計と開発:

データベースのパフォーマンスを最適化するためのチューニングサービスを設計・開発します。これには、インデックシング戦略、クエリ最適化、ハードウェアのチューニングなどが含まれます。

 

◆クラウドベースのデータベースサービスの設計と開発:

データの保存とアクセスを簡単にするためのクラウドベースのデータベースソリューションを設計・開発します。

 

◆データベーストレーニングサービスの設計と開発:

顧客が自社のデータベースを効果的に利用できるように、トレーニングコースや教材を設計・開発します。

 

◆データビジュアライゼーションツールの設計と開発:

データ分析結果をわかりやすく視覚化するためのツールを設計・開発します。

 

◆データベース監視サービスの設計と開発:

データベースのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、問題を早期に検出・修正するためのサービスを設計・開発します。

 

これらは「データベース業」での「製品及びサービスの設計・開発」の一部であり、ISO9001の原則に基づく品質管理を行うことで、顧客に対するサービスの質を向上させることが可能です。

 

以上が「データベース業」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ862号より)

 

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