個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「神社」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

「神社」における「製品及びサービスの設計・開発」の10個の事例を以下に示します。

 

◆祭典・行事の企画・開発:

年間を通じて様々な祭典や行事を企画・開発します。その企画には、日時、内容、参加方法などの詳細な設計が必要です。

 

◆祈祷・お祓いサービスの設計:

各種祈祷やお祓いサービスの内容を設計し、実施方法、時間、料金などを設定します。

 

◆お守り・御朱印の提供:

お守りや御朱印は、神社が提供する主要なサービスの一部です。それぞれのデザインや制作プロセスを設計・開発します。

 

◆会員制度の開発:

神社の信者や地域の人々に対して、特別なサービスや情報を提供するための会員制度を設計・開発します。

 

◆WebサイトやSNSの運用:

情報発信やコミュニケーションのためのWebサイトやSNSを設計・開発します。これには、ウェブサイトのデザイン、SNSの投稿計画などが含まれます。

 

◆ボランティア・参拝者の対応:

参拝者やボランティアのための接遇マニュアルを設計・開発します。これには、接客スキル、安全管理、問い合わせへの対応などが含まれます。

 

◆季節のイベントの企画・開発:

季節ごとの特別なイベント(例:花見、紅葉狩り)を企画・開発します。

その設計には、イベント内容、日程、広報活動などが含まれます。

 

◆神社施設の保守・メンテナンス:

神社の施設や設備の保守・メンテナンス計画を設計・開発します。

これには、清掃スケジュール、修繕計画、安全チェックなどが含まれます。

 

◆神社ツアーや学習プログラムの開発:

神社の歴史、文化、宗教的意義をより深く理解してもらうためのガイドツアーや学習プログラムを設計・開発します。

 

◆神社周辺の観光推進活動:

地域の観光振興に寄与するため、神社周辺の観光スポットや地域の特産品を紹介する活動を設計・開発します。

 

これらは神社が提供するサービスの一部であり、ISO9001の原則に基づく品質管理を行うことで、参拝者に対するサービスの質を向上させることが可能です。

 

以上が「神社」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ861号より)

 

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