「プロダクトアウト」(Product Out)と「マーケットイン」(Market In)は、企業が新商品を開発し、市場に投入するときの考え方やアプローチを指します。

 

◆プロダクトアウト(Product Out):

プロダクトアウトは、企業が自社の技術力やリソースを最大限に活用して新製品を開発し、その製品を市場に投入するアプローチです。

企業は自社の技術や製品の品質に自信を持っており、顧客がその価値を認識すると信じています。

しかし、このアプローチは市場のニーズやトレンドを見落とす危険性があります。

 

例えば、ソニーの「ウォークマン」は、プロダクトアウトの好例です。

ソニーは自社の技術力を活用してポータブル音楽プレーヤーを開発し、市場に投入しました。

この製品は大成功を収め、新たな市場を創出しました。

 

◆マーケットイン(Market In):

一方、マーケットインは、市場のニーズや消費者の要望を先に理解し、それに基づいて製品を開発するアプローチです。

顧客が何を望んでいるのか、どのような問題を解決したいのかを理解し、それを満たす製品を設計・開発します。

 

例えば、AppleのiPhoneはマーケットインの良い例です。Appleは市場がスマートフォンを求めていることを理解し、使いやすさ、デザイン、機能性を兼ね備えたiPhoneを開発し、市場に投入しました。

これにより、Appleはスマートフォン市場で大成功を収めました。

 

これらのアプローチは相反するものではありますが、成功するためには両方の視点が重要で、市場のニーズを理解し(マーケットイン)、その上で自社の強みや技術を活用して製品を開発する(プロダクトアウト)というバランスが重要です。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ858号より)

 

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