2024年1月15日付の「オトナンサ-」が、
『もはや時代遅れ?「三角食べ」は本当に正しい食べ方なの? 管理栄養士が解説するメリット&デメリット』
という見出しの記事を報じていました。
以下にこの記事を要約し、考察しました。
《記事の要約》
「三角食べ」は、主食、おかず、汁物を交互に食べる方法ですが、最近は「ベジファースト」のような異なる食事法が推奨されることもあり、三角食べの是非が議論されています。
管理栄養士の桜井このさんによると、三角食べにはメリットとデメリットが存在します。
メリットとしては、三角食べがバランスの良い栄養摂取に役立ち、特に小さな子どもが苦手な食べ物も食べやすくなり、早食い防止にも有効であると言います。
しかし、デメリットとしては、味が混ざり合い、濃い味付けによる塩分過多の問題や、汁物で食べ物を流し込むことで咀嚼習慣が身につきにくい点が指摘されています。
別の食事法「ばっかり食べ」は、一つの料理を食べ切ってから次の料理に進む方法です。
健康面でのメリットはあるものの、偏食が激しい子どもには三角食べの方が適している場合があります。
野菜や海藻から始める食事法は、血糖値の急激な上昇を抑える効果がある一方で、偏食を助長する可能性もあるとのこと。
桜井さんは、子どもにとって一番大事なのは、バランスよく栄養を摂りながら、食事を楽しむことだと述べています。
三角食べも「ばっかり食べ」も、それぞれの子どもに合わせた適切な食事法を選択することが重要です。
(要約、ここまで)
私は、1970年代に小学生でしたが、小学校の給食では、「三角食べ」が「常識」でした。
当時の給食の主食は、ほぼ「パン」で、「おかず(+汁物)」と「牛乳」の3点セットが「昭和の学校給食」でした。
小学生時代は、先生の指導に疑問を抱くことも少なく、私は、周囲に合わせたいタイプ(違ったことをしたくない)だったので、「三角食べ」をしていました。
ただ、個人的には、「飲み物がなくても食事ができるタイプ」だったので、「牛乳は、食事の最後にがぶ飲みしたいな」と常に思っていました。
大人になって、フランス料理のコースを食べたり、ダイエットなど健康に関心が出てきてから、「三角食べって、究極の口内調味じゃん」と気づきました。
和食は、「白飯を口で咀嚼しながら、他のおかずを口に入れて味をつけながら食べる」というスタイルですが、和食以外の主食(炭水化物)は、それ自体に「味」が付いていて、食事として、成立します。
また、海外の食事マナーとしては、「食べている途中で他の食べ物を口に入れるのは、汚い」という考え方もあるようです。
記事にもあるように、「バランスのよい食事をする」、「早食い防止」という観点では、三角食べは有効なのかもしれませんが、「咀嚼習慣が身につきにくい」という点を考えると、三角食べは、日本で生活する上では、決して「下品」な食べ方ではありませんが、「食育上、有効な食べ方」とは言えないのでしょう。
話は少し逸れますが、昭和世代は、学校給食で「残さず食べましょう」が当然のルールとして育ちました。
今の時代は、「食物アレルギー問題」や「嫌いなものは無理して食べなくてもいい」という時代なので、昭和の感覚を強行したら、「事故」が発生し、「ハラスメント」の対象となるでしょう。
個人的には、「残さず食べましょう」のおかげで、食べ物の好き嫌いが少ない大人になり、食事の席で苦労した経験が少ないことです。
たまに、食事会の幹事をすることがありますが、今の時代は、参加者のアレルギーや嗜好をある程度確認してからお店を探す必要があるので、そういう点では、自分が参加者の場合は、幹事さんに迷惑を掛けずに済む点が「残さず食べましょう」で育った最大のメリットかな、と思ってます。
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