「夫の定期券を借りて電車に乗車した妻」が、「JRから88万円請求された」というできごとがネットで話題になっています。

以下は、2023年12月28日付の「まいどなニュース」の要約です。

 

《記事の要約》

JRの改札で「88万円の違反金を払えない」と泣く女性の話がX(旧Twitter)で話題になった。女性は夫のSuica定期券を不正使用し、JR規定に基づいて計算された違反金は88万円になった。

女性はこの日だけの不正使用だったと主張しているが、警察が出動する騒動となった。

 

この件に対して、「てっしぃ~さん」の投稿が注目を集めた。

「てっしぃ~さん」によれば、定期券の不正使用が簡単にバレると説明し、その理由として改札機の音やランプの光などを挙げた。彼はまた、不正使用は犯罪であり、再発防止のために鉄道職員がモニターでチェックしていると述べた。

 

「88万円」という金額については、「この投稿が虚偽である可能性がある」とする意見もあるが、「てっしぃ~さんはこれがあり得る金額だ」と述べている。

JR東日本の「旅客営業規則」によれば、定期乗車券の不正使用は無効とされ、過去に遡っての往復運賃×3倍の金額が徴収される可能性がある。

「てっしぃ~さん」は、不正使用は万引きと同じで、社会的信用を失うリスクが遥かに大きいと警告している。

 

この事件は、定期乗車券の不正使用に関する議論を呼んでおり、JR側の対応や、不正使用のリスクについての意識の高まりを示している。

(要約、ここまで)

 

この報道を目にした時に、すぐに頭に浮かんだ「事件」は、「JRパス(特殊乗車券)」の元国会議員の不正利用や現役国会議員の私的利用です。

確か、元国会議員のケースは、約6年間に亘って、60~70回利用していたという常習性から、被害届が出され、逮捕・起訴されました。

仮に、が、常習性がない「1回だけ」や「少額」であっても、この手の不正使用は、「詐欺行為」で「犯罪」と強く認識することが大事です。

 

記事にもあるように、自動改札機は、JRの場合、「赤ランプ」がエラー、「白ランプ」や「ピヨピヨ音」が小児、緑や黄色ランプで、性別や学割、障がい者割などが識別できるので、駅員さんがチェックしていれば、見つけられるのは比較的容易でしょう。

ただ、このネタ元は、「旧Twitter」への「本人の投稿」なので、このできごとは「創作」の可能性はありますが、こうして、ネットニュースに取り上げられれば、多くの電車利用者が、「興味本位や出来心」が芽生えても、人生を台無しにするハイリスク行為、と再認識する契機になった影響は少なくないでしょう。

 

それにしても、「JR東日本の旅客営業規則」の「正規料金の3倍ルール」は、なかなか厳しいですが、不正抑止には、妥当な罰則だと思います。

「不正乗車は、詐欺行為相当なんだから、罰則規則は当然」ではありますが、例えば、「10倍」とか「100倍」とかの「法外な罰則」を規定することは可能なんだろうか、とふと感じた次第です。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ887号より)

 

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