国土地理院は、2023年1月1日午後4時過ぎに石川県能登半島で発生した地震(令和6年能登半島地震)に伴う、大きな地殻変動を観測したと発表しました。
以下に、2023年1月2日付の「IT Media News」を要約し、「地殻変動による影響」や「皇居の一般参賀中止」、「箱根駅伝開催と能登半島地震への影響」などを考察しました。

《記事の要約》
国土地理院は、2023年1月1日に石川県能登半島で発生した地震(令和6年能登半島地震)により、大規模な地殻変動があったと発表しました。
人工衛星を用いた「電子基準点」のデータから、震源近くの「輪島」基準点が西方向に約1.3m動いたことが判明しました。
また、穴水は西へ約1m、珠洲は西へ約80cm、能登島は北へ約60cm移動したと報告されています。
ただし、地盤の局所的な変動の影響も考慮し、より大きな変動が存在する可能性があるため、今後の詳細な解析が予定されています。

(記事の要約、ここまで)

《地殻変動の影響》

一般論ですが、地殻変動は地図や地理情報システム(GIS)データの修正を必要とすることがあります。
たとえば、2011年の東日本大震災では、東北地方の一部が数メートル東に移動しました。
これは、地震の後に地理情報システムや地図データの修正が必要とされる大規模な地殻変動の一例です。
GPSデータや航空写真などを用いて地図が更新され、新しい地形や地理的な特徴が正確に反映されるようになります。

 

《一般参賀の中止理由》

報道では、宮内庁から、今回の一般参賀の中止理由は発表されていないようですが、想定される中止理由として、地震発生による影響が考慮されたと考えられます。
つまり、地震が発生した際、政府や関連機関は緊急対応や被災地の支援に集中する必要があります。
また、参賀に集まる多くの人々の安全を確保するためにも、万が一の余震や交通機関の混乱などに備えて中止となることがあります。

一般参賀参列のために、地方から都内のホテルを確保して出かけてこられた方は、お気の毒ですが、宮内庁の判断は、致し方ないでしょう。

 

《箱根駅伝開催に関する影響》

これも一般論ですが、箱根駅伝の開催は、能登半島地震とは直接関連しないため、競走自体に影響はないと考えられます。

ただし、地震による影響で交通機関に混乱が生じていれば、選手や観客の移動に影響が出る可能性があります。

また、全国的な注目イベントの開催は、災害発生時の緊張を和らげ、一定の心理的な安堵や希望を提供する効果も期待できます。しかし、災害による被害状況や支援活動への配慮が必要となる場合もあるため、主催者や関連機関は適切な判断と配慮が求められます。

 

私事ですが、能登半島地震発生時は、千葉県成田市の「成田山新勝寺」の本堂前の境内で、スマホが緊急音を発生して、地震があったことを知りました。

満員電車の中のような状況の屋外なので、あまり感じませんでしたが、まわりにいた人達が「揺れている」と話していました。



その後、気象庁の発表で、成田市は震度2だと知りましたが、通常は、北陸地方で発生した地震を首都圏で有感することはないので、驚きました。

個人的には、今後のエネルギー問題を考えれば、全国で停止中の原発は、いずれは稼働せざるを得ないと思っていますが、今回の能登半島地震による国民感情への影響は少なからずあるのだろうと思います。

 

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