JR東日本の京葉線の通勤快速の廃止など、快速を縮小する2024年3月のダイヤ改正について、沿線住民や千葉県知事などから撤回を求める声が相次いでいます。

2023年12月22日付の千葉日報の報道を以下に要約します。

 

《記事の要約》

JR京葉線の2024年3月のダイヤ改正による通勤快速廃止の問題で、JR千葉支社の土沢壇支社長は2023年12月22日の記者会見で、沿線住民や首長からの撤回要求にも関わらず、ダイヤ改正を予定通り実施する考えを示しました。
土沢支社長は、新型コロナ禍による乗客減少に言及し、特に通勤快速の利用が芳しくない状況を説明しました。また、県や千葉市へは自身が説明に出向くと述べました。

 

JR千葉支社によると、現行ダイヤでは上り通勤快速の乗客が少なく、新木場での混雑が問題になっています。
土沢支社長はダイヤ改正の主な目的として、混雑の標準化、快速通過駅の乗車チャンス拡大、各駅停車の所要時間短縮の3点を挙げ、利点を強調しました。

 

土沢支社長は、通勤快速の利用状況が良くなく、一昨年のダイヤ改正で本数を減らした経緯も説明しました。
熊谷俊人千葉県知事と神谷俊一千葉市長はJR側への撤回要求を検討していますが、土沢支社長は自身の説明不足を認め、早急に自治体側に狙いや背景を丁寧に説明すると述べています。

(要約、ここまで)

 

要は、JR東日本の主張としては、コロナ禍を契機に、日本人の働き方が変わり、朝の上りの通勤快速の利用者が普通列車に比べて7割程度と減少している。そのため、朝と夕方以降の通勤快速と快速を廃止し、「混雑の標準化」、「快速通過駅の乗車チャンス拡大」、「各駅停車の所要時間短縮」という3点の利点を目的としたダイヤ改正を実施する、と言うことなのでしょう。

 

JR東日本としては、本音は、

・列車本数自体を減らしたい

・各駅停車への乗換駅となる新木場で混雑を解消するなど平準化を図りたい

・人身事故等のトラブル発生時のダイヤの復旧難易度を下げたい

といったことが目的で、結果論として、「各駅停車の主要時間短縮」や「快速通過駅の乗車チャンス拡大」という利点が生まれただけでしょう。

要は、目的を実行する結果として、利点が発生しただけで、JR東日本が主張する利点を生むことがダイヤ改正の主目的ではなかったのでしょう。

 

個人的には、国鉄時代と違って、JR東日本は、民営鉄道会社であり、公共性を追求しつつも利益を出す方策をとるしかないし、コロナ禍以降の働き方改革と人口減少により、列車本数を長い目で捉えれば、減らすしかないのは、理解できます。

しかし、2024年3月のダイヤ改正の「朝と夕方以降の通勤快速と快速の全廃」というインパクトが強すぎです。

つまり、沿線利用者や首長からの反発を招いてしまったので、利害関係者とのコミュニケーション重視で、「真綿で締めるように徐々に快速の減便」という方法論を取った方がよかったのではないかと思います。
 

 

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