2023年12月3日に開催された福岡国際マラソンで、大会運営車が選手に接触するという重大事故が発生しました。

以下に、2023年12月3日付のスポニチの記事を要約しました。

《記事の要約》

福岡国際マラソン2023(12月3日開催)で、重大な事故が発生しました。
この大会は2024年パリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)のファイナルチャレンジ第1戦でした。

レース中、折り返し地点付近で選手と大会車両が接触する事故が起きました。
選手は倒れた後、再び走り始め完走したが、事故後に右肘開放骨折と診断され、全治3ヶ月とされました。
大会主催者は、公式サイトでこの事故について謝罪し、今後安全な大会運営を行うことを約束しました。

レースの結果、細谷恭平選手が日本人トップの4位に入ったものの、オリンピック代表選考基準タイムには届かなかった。

(記事の要約ここまで)

日本のマラソンは、海外と違って、大型中継車や大会運営車が走ります。

これが選手への接触原因とする声が上がっています。
日本のマラソン運営に関する賛否を考察しました。

《大型中継車や大会運営車の使用に関する賛否》
「賛成意見」

1)中継の効果:
大型中継車により、レースの緊迫感や選手の走りをリアルタイムで詳細に伝えることが可能で、視聴者への臨場感を高める。


2)広報の向上:
マラソンの魅力を広く伝え、スポーツの人気や注目度を高めることができる。


3)運営の円滑化:
大会運営車両は、レース中の安全確保や緊急時の対応、運営上の必要性から重要である。

 

「反対意見」

1)選手の安全リスク:
走行中の大型車両は選手にとって大きなリスクを伴い、事故の可能性を高める。


2)集中力の妨げ:
車両の騒音や存在感が選手の集中力を妨げ、最高のパフォーマンスを発揮することを難しくする。


3)競技の公平性問題:
大会車両が特定の選手に近接しすぎると、その選手に風の防護などの不公平な利点を与える可能性がある。

 

少し前にも、トラック競技で、取材カメラが選手に接触するという問題がありました。月並みですが、この時の反省が関係者に活かされていなかった結果ではないでしょうか。

個人的には、中継は、バイク中継のみにして、実況と解説者は、中継車の画像をもとに、解説すればいいと思います。
大会主催者は、選手に対する謝罪だけで無く、「業務上過失事件」として、警察に相談し、その上で、しっかりと再発防止策や怪我をした選手に対する補償をすべきではないかと思います。
 

 

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